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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”急遽ネタ募集!! ( No.477 )
- 日時: 2014/03/25 22:16
- 名前: 楼蘭 (ID: mb1uU3CQ)
三十訓/男と女。高嶺の花も路傍の石も生きてりゃ価値はかわらねぇ
「松は?」
「あぁ……あいつは大丈夫だろ。それより」
如月は傘を閉じて肩に担いだ。
「神威。お前の目的はなんだ?」
「鳳仙の旦那と一発やりに来ただけだよ」
「ほんとにそれだけか?」
「ん?まぁ今はその子が目的かな?
会いたくなったんだ。
あの夜王鳳仙を腑抜けになるまでたらしこんだ女に。
吉原中の女中から太陽と呼ばれすがられる女に」
自警団が集まり前から後ろから挟まれる形で襲って来た。
「如月。ちょっとは平和ボケから進歩したの?」
「お前みたいな微笑み斬殺魔には平和ボケとしか見えてねぇか…」
「なら、捕まえてみなよ」
そう言うと神威は晴太を抱えて飛び上がった。
「……は?」
「じゃぁね」
そのまま走り去った。
「なぁ」
「…はい」
「今のやりあう雰囲気だったよな?」
「……相手にされてませんでしたね」
「…………ふざけんなよ」
「え?…ゲッ」
如月は肩を震わせていた。
「兄貴をコケにするか………神威。望み通りここをてめぇと爺さんの墓場にしてやんよ!」
要をおいて如月は神威のあとを追った。
「…………神威さんという方、どういう関係なんでしょうか………あれ?夕凪副隊長?」
夕凪の姿はすでになかった。
「神威」
「なに?」
「挑発して今度はなにするつもり?」
「柳、アレはね。俺より濃い野兎の血を持ってる。あんな場所でやったら今度はこの建物が壊れるよ」
「……要するに兄弟喧嘩がしたいだけ?」
「そういう事」
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