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十七訓／一番隊と偽装。


「要」
「なんですか？」
「これ目ぇとおしといてくだせぇ」

沖田は書類を要に渡してどっかへ行ってしまった。

「珍しい。総悟の奴が」
「仕事の書類？」
「始末書ですね」

しばらくめくっていてふいに手が止まりパキッと折れる音がした。

「沖田隊長ぉぉぉ！！」
「ふわっ！！」
「なんなんだよ…ははは！」
「えっ？何々？」

書類の紙に

“今回はどうも”

と書いてあった。
要が怒ったのは書類を書いているにも関わらずその上から書いてるためもう一回書き直さないとならないためだった。