二次創作小説(紙ほか)

Re: 銀魂“真選組討伐部隊・零番隊帰還”キャラ募集! ( No.87 )
日時: 2013/11/07 18:50
名前: 楼蘭 (ID: YNBvTGT8)



二十二訓/真選組と見廻組。黒も白に変わるし白も黒に染まるくね?


夕凪と松菊と椿姫の三人は手と足に枷をはめられ鉄の牢屋に入れられた。

「どうすっかねぇ」
「頃合いを見て行動に移すか」
「了解〜」
「お二人は何故ここへ?」
「ん?さぁね」
「雉も鳴かずは撃たれまい。と言います」
「なにそれ?生地って泣くの?まぁパンにする時打ちつけるけど」
「その生地じゃねぇ」
「雉とは鳥の事です」
「鳥!?生地が!?」
「お前一回離れろ。食いもんから」
「鳥を仕留めるには銃で撃たなければなりません。打つ為には鳥の鳴き声を聞いて撃つのです。鳴かなければ撃たれない。つまりどこにいるかわからないのですよ」
「へぇ…丸焼きにしたら美味しそうだね」
「えっ?食べるんですか?」
「おいおい。どうしたら今の丁寧な説明からそっちに行くんだよ」

そんな事をしてると牢屋の前に人影ができた。

「あっ…ブヒブヒ豚」
「あっブヒブヒさん」
「ブヒブヒ言ってんじゃねぇよ!」
「それはお前だろ」
「松」
「なんだよ」
「食べていい?」

その言葉に椿姫も松菊も振り返った。
夕凪はさっきから食べ物の話しかしてなかった為かものすっごく目を輝かせていた。

「えっ?本気ですか?」
「いや、その勇気だけでお腹いっぱいだから」
「松、椿姫さん」
「はい」
「なんだ?」

夕凪は立ち上がり

「生物史上最高ランクの人間は生き物ならなんでも食べれる!その頂点に俺はたつ!」

ものすっごくいい顔でいい手足の枷を千切って飛びかかった。

「いや!どっかのセリフもじってるしぃ!!ってか全然うまくねぇ!そもそもそいつを食ったらお腹痛くなるぞぉ!!!」
「…私たち夕凪さんに食べられますね」
「何冷静に考えてんの!?」

椿姫は真剣に言った。いやいや、そこは考えないで流しとけよ…。

「ぎゃぁぁぁ!!!このがキィ!!手を離せ!!」
「夕凪ぃ〜家畜から絶対離しちゃダメだよぉ〜」

軽い言い回しの後、きんっと言う音が鳴り檻と共に天人も倒れた。

「どーも。デリバリー真選組より二番隊隊長直々にとーじょー仕りましたぁ」

黒髪のセミショートで男物の袴を着た清河菫がいた。

「キヨちゃん!」
「ヤッホー☆あれ、黒田さんもいる」
「お前、俺の横に刀飛ばしててよく言えるな」
「てへっ☆失敗失敗」
「何が失敗!?俺顔よけなきゃ突き刺さってたんだけどぉ!?」
「チッ、避けてんじゃねぇよ」
「本音ぇぇぇ!!」
「椿姫が捕まるなんて珍しいね」
「無視か?俺一応年上なんだけど?」
「たまには、スリルも大事だと思うの」
「えっ?椿姫さん、銃で撃たれそうだったよ!?」
「夕凪、椿姫はそんなんじゃビクともしないから。見かけと正反対だから」
「そうなの!?」
「毎日狙われてるからある程度平気よ」

騒ぎが大きかったからかいっぱい天人が集まってきた。

「奴さんはこっちを多勢に無勢だと舐めてらっしゃるようだぜ?」
「松松!斬っていい?」
「俺の話聞いてた?ってか異三郎から許可出てんだろ?」
「うん!」
「あっ、そうだ。はい、刀」

菫は松菊と夕凪の刀を渡した。

「ありがとう!」
「どういたしまして」
「サンキュー」
「お礼は黒田さんの命で」
「お前は死神か!」
「さて、通してもらえますか?」
「全員、死んでくれる?」
「んじゃぶっ壊すか!」
「はぁい!!」

四人は次々と倒して行った。



帰り道。夕凪は松菊と手を繋ぎながら菫と共に歌っていた。椿姫は途中で銀時に遭遇して帰った。

「「ごっごっ獄卒ぅ〜まっまっ魔神〜、だだだ!ウーサー太ー!地上に蔓延るゴミどもを〜、蹴散らし切り捨て進んでく〜、未来の彼方へどこまでも〜進んだ道は地獄絵図〜、
ごっごっ獄卒ぅ〜、まっまっ魔神〜、だだだ!ウーサー太ー!」」
「お前も知ってんのかよ!」
「ドS心を湧かすいい歌☆」
「そんなんで湧かすな!」
「あっ、三人ともおかえりなさい」

屯所前で要が立っていた。後ろには沖田もいる。

「あっ!兄さん!」
「菫。お前もいってたんですかぃ?」
「うん」
「総悟、お前こいつどうにかしろ。刀飛ばしてきやがった」
「なんでぇ、菫。ヤるなら仕留めてこい」
「ごめんなさい。次は気をつけるね☆」
「ちょっと!?叱るとこ違うんですけどぉ!?」
「要お姉ちゃん!何持ってるの?」
「ん?今日はBBQです」

要は夕凪に持ってるものを見せた。それは大きな肉の塊。

「お肉ぅ!!!」

あの豚を食べようとしたぐらいの腹ヘリ夕凪は当然食いつくのでした。