二次創作小説(紙ほか)
- Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」 ( No.121 )
- 日時: 2014/12/31 20:36
- 名前: 紫苑有栖 (ID: 0y/6MWPS)
第37問「S級試験って何?」
翌日。
あの後、自分の体に戻った時にずっしりと体が重くなった。
それも一晩寝たら治ったのだけど。
シエルが言うには初めて体から魂だけ出て来たために疲れていたのだろう、と。
そして現在。
お姉ちゃんから今日はギルドにいろ、と言われていたので一層賑やかなギルドの中で待っていた。
今日はマカロフさんからの重大発表があるらしい。
ステージの幕が上がり、マカロフさんとミラさん、ギルダーツさんとお姉ちゃんの姿があがる。
マカロフさんはコホンとひとつ咳払いをした。
「妖精の尻尾古くからのしきたりによりこれより…S級魔導士昇格試験出場者を発表する」
“オオオオ”とギルド中に歓声が上がった。
そうか、今日だったんだ。S級試験の出場者発表。
お姉ちゃんから聞いてはいたけど実際、目にするのは初めてだ。
「今年の試験会場は天狼島。我がギルドの聖地じゃ。各々の力、心…魂……
ワシはこの1年見極めてきた。参加者は9名」
一体、誰が入るのだろう。
「ナツ・ドラグニル、グレイ・フルバスター、ジュビア・ロクサー、エルフマン、
カナ・アルベローナ、フリード・ジャスティーン、レビィ・マクガーデン、メスト・グライダー」
ジュビアさんも入ってるんだね。
それにしてメストさん…って人、ギルドにいたんだ…。
「そして…ノエル・スカーレット」
「!」
『よかったじゃねーか、ノエル』
どうして…。
ふとお姉ちゃんの方を向くと目があう。
なるほど。選んでくれたのなら全力を尽くそう。
「今回はこの中から合格者を1名だけとする。試験は1週間後、各自体調を整えておけい」
S級試験、ルールは…
選ばれた9人は準備期間の1週間以内にパートナーを1人決めておく。
パートナー選択のルールは2つ。
妖精の尻尾のメンバーであること、S級魔導士はパートナーに出来ないこと。
試験内容の詳細は天狼島についてから発表するが、今回はミラさんが私達の邪魔をするらしい。
選出された9人とそのパートナーは1週間後にハルジオン港に集合。
以上、と説明が終わった。
パートナーか、どうしようかな。
そう思いながら浮かべるのはたった1人の姿。