二次創作小説(紙ほか)

Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」 ( No.130 )
日時: 2015/04/03 21:17
名前: 有栖 ◆n4kxWl0qaU (ID: oUY4LzoD)
プロフ: 最後、ネタがないので一気に進めます。

それからしばらくは戦闘が続いた。
何故だか、魔力が切れるような事は一切なく、凶暴化した悪霊達はすべて倒し終わる。


だが…いきなり巨大樹が倒れ体の力が奪われて行く。
マスターメイビスの眠る島…。その巨大樹。
何か関係はありそうだが今この状況で敵とぶつかるのはまずい。
出していた悪霊も元の霊体へともどってしまった。
そう思って茂みへと隠れ息を潜める。

今、ここでノエルに変わるのはまずい。
何が起きるか分からないし何より…守れない。
じっと待っていると力が奪われゆくのが収まり戻って来た。
だいぶ時間がかかってしまったかも知れない。


だが、ハデスを倒せばもうこの戦いは終わる。
そう思って海の方へと歩き出す。



途中、ナツ達とも合流して悪魔の心臓グリモアハートの戦艦へ。
それぞれがハデスへと向かうがやつは強かった。

ラクサスも来てじいさんの敵…マカロフを傷つけたことに怒りナツに魔力を受け渡し勝負を託す。
炎と雷が混ざったナツは、雷炎竜…と最後の魔力を振り絞ってハデスを戦闘不能へと持ち込んだ。




+++

「今回のS級魔導士試験は中止とする」

マカロフが言い放った言葉。
妥当な意見だと思う。
悪魔の心臓からの襲撃。
ゴールであるメイビスの墓にはマカロフは待っていなかったようだしな。
反対する奴もいたがマカロフに勝てたら…との条件にみんな丸く収まった。

それから負傷者の手当てや遊んだりだとかしてそれぞれが
思い思いに過ごしている内に聞こえてきたのは何かの鳴き声。


上空に見えたのは黒いドラゴン。

「目次録にある黒き竜……“アクノロギア”」

そいつは真っ先にこちらへと降りてくる。
襲いかかってくるそいつから逃げようと誰もが走り出した。
マカロフが竜の前に立ち、逃げろと叫ぶ。
ラクサスもエルザも涙を流し、マカロフに背を向けて走り出す。


でもやはり放っては置けないのだ。
ナツを筆頭にみんなが来た道を戻りアクノロギアへと立ち向かう。
アクノロギアは上空へ飛び出し息を吸い込んだ。

咆哮ブレスの前触れ。
防御魔法を使える者は全力展開。
フリードへ、魔力を集めろと皆が輪になり手を繋いだ。











———X784年。12月16日天郎島。
   アクノロギアにより消滅。

   アクノロギアは再び姿を消した。
   その後、半年にわたり近海の調査を行ったが生存者は1名しか発見されず。


   そして7年の月日が流れた————