二次創作小説(紙ほか)
- Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」*オリキャラ募集中 ( No.36 )
- 日時: 2013/11/12 20:29
- 名前: 有栖 (ID: bpc70dxM)
第10問「“ハートフィリア財閥”って何?」
大きく開いた扉から中に入るとお姉ちゃんの声がまず聞こえた
「撤退だーー!!全員ギルドへ戻れーー!!」
何があったのか知らない。知らないけど真ん中でマカロフさんが
青ざめた顔で倒れている姿を見つける
『魔力を感じなくなった』
「まさかっ!?」
『認めざるえないな』
マカロフさんの魔力が消えたというの
エルフマンさんがマカロフさんを抱え一度撤退に反対しようとした足をギルドから出ていく
他の人達もギルドからどんどん出ていくために邪魔にならない程度に移動する
マカロフさんも心配だけど、ルーシィさんも心配なんだ
今は、何されてるか分かんないルーシィさんを優先させなきゃいけない
「ノエルちゃん!エルザから撤退命令が出てる。早くいこう」
「私は、お姉ちゃんに伝えなきゃいけない事があります。先に行ってて下さい」
「………分かった」
そうはいったけど、お姉ちゃんはみんなを誘導するのに精いっぱいといった感じだ
ファントムのギルドの人達が逃げ出すのを止めようと攻撃するのを受け止めている
他に……伝えられる人…。ふと、目にナツさんの姿が目に映る
そうだ、ナツさんならルーシィさんと同じチームだし。
「ナツさんっ!!」
「ノエル!なんでここにっレビィ達のところにいたんじゃないのか?」
「それより、ルーシィさんがっ!ファントムに……」
「っ!!なんだとっ何処に連れていった?」
目の前から急に消えた為にどこにいったか分からない
シエルの方を向いた
『ここにいないなら本部の方だろうな』
「シエルが本部にいるかもって…でもまだ……」
「可能性があるならいい。教えてくれ」
それに頷いて地理に詳しい子に道案内をして貰った
数十分かけてついたそこは立派なところ。さすが本部
「ルーシィ!!」
本部はどこまでも高くてもし、頂上にいるならきっと声は届かない
「くそっ」
ナツさんが正面から堂々と進んでいくのを止める
真正面からいったって簡単にルーシィさんを返してくれるとは思えない
それに本部には、エレメントフォーもいるはず
ナツさんだけではさすがに敵わない
「正面からいったって無駄です。裏から入れるところを探しましょう」
「そんなことしてたら………」
「大丈夫です。きっとひどい目にはあっていない」
あいつはルーシィ・ハートフィリア“様”といった
それほど大事な人なのだからきっと殺しはしていない。殺さない
数秒、沈黙があったけどすぐに頷いてくれたので裏へと回る
「ルーシィ!!!いたら返事してくれ!!」
「————ナツーー!!」
微かに聞こえたナツさんを呼ぶ声
「ハッピーさんっ!たぶんルーシィさんはこの上から降ってきます。捕まえられますか…?」
「あいっ!」
そういってハッピーさんが上昇する
すぐにルーシィさんの姿が見えて数分でゆっくりと降りてきた。
外傷はないみたいだ。よかった
ナツさんがルーシィさんの腕のロープをはずす
ギルドに戻ろうとするけどナツさんが乗り込もうといって聞かない
さっき止めたのは聞こえなかったのか…
ハッピーさんとナツさんの言い争いを止めにいこうとしたらルーシィさんが言った
「ごめん…ごめんね…」
みんな自分のせいだといって涙を流す
それでも妖精の尻尾にいたいと言葉を繋げる
「ナツ……戻ろうよ」
「お…おう。しゃあねえな…」
ルーシィさんの言う事は分かった
あらかた自分がファントムに狙われているから妖精の尻尾が、仲間がやられてしまった
それでもずっと妖精の尻尾のギルドの仲間でもいたいと。
たぶんそうゆうことなんじゃないかな
自分がいればきっとまた襲われるかも知れない…と
ギルドに戻り事情をルーシィさんが話した
ルーシィさんは“ハートフィリア財閥”っていう偉いところ?のお譲さんらしく
それで1年前、家出してきてそのお父さんが1年後の今になって連れ戻そうとしている
そこでファントムに依頼した…みたいな流れなのかな
“自分がいたいと思う所にいればいい。いたくない場所にいて何になる”
誰かがいっていた。ギルドにいたければいればいいじゃない
狙おうとする人がいればみんなで守ればいい
そう教えられた
“どこのお偉いさんが何を言おうと自分の進みたい道をいけばいい”
そう、これはマカロフさんから言われた事
その時の私はよく分からなかったけど今ならなんとなく分かるよ
なんとなく………ね
その時、ギルドの外から地響きが聞こえた