二次創作小説(紙ほか)
- Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」 ( No.68 )
- 日時: 2014/07/26 11:53
- 名前: 紫苑有栖 (ID: NFbvEd0b)
第23問「生きるって何?」
ケンカも無事に終わった。
だけど怪我人も多く、マスターの容態もよくない、
ということでファンタジアは明日の夜に延期。
それでも人は少ないけど。
街の修復等もやれるとこは手伝い再びギルドに戻ってくる。
そしたら途中でポリューシカさんとすれ違った。
マカロフさんは無事なんだろうか…。
すぐにギルドへと戻るとお姉ちゃんがポリューシカさんのおかげで
一命はとりとめた、と報告していた。
それを聞いたギルドの人達はみんな安心する。
「しかし、マスターもお年だ。これ以上心労を重ねればまたお体を悪くする。
みんなもそのことを忘れるな」
80歳は超えてるもんね。
「あと、ノエル。
色々あって言えなかったけど…よく戻ってきてくれたな」
お姉ちゃんが笑いかけた。
だから私もそれにつられて自然と笑う。
「そうだよ!ノエル!!久しぶりだな」
「無事でよかったぜ」
「そういえば少し雰囲気変わったか?」
そんな言葉があちらこちらから聞こえてくる。
それを聞いて改めて知ったのは堂々と生きてていいんだってこと。
こんなに心配してくれる人がいたなんて初めて知ったんだ。
少し、前向きに生きていける気がした。
「んで、こんな状況で本当にファンタジアやるつもりなのか!?」
「マスターの意向だし…
こんな状況だから…って考え方もあるわよ」
マカロフさんはいろいろと考えているからね。
おじいちゃんだけど。
「ジュビアもアンタジア観るの楽しみです」
「アンタは参加する側よ」
「ええ!?だってジュビア入ったばっかりだし」
「ケガ人多いからね。まともに動ける人は全員参加だって」
「じゃああたしも!?」
ってことは私も参加する側になるのかな…。
グレイさんがあんなの参加できないだろ、とナツさんたちの方を見る。
確かにナツさんの体はほぼ包帯で隠れていたしガジルさんも松葉杖がないと歩けなそうだ。
「でもまぁこれで……ギルド内のごたごたも一旦片付いた訳だ」
ギルドを見渡すと騒ぎ、笑いあう仲間たちの姿。
その時、出入口から入ってきたのはラクサスさん。
ギルドのみんなはそれぞれ警戒していた。
「ジジィは?」
その言葉にギルドのみんなが反抗的に反応する。
お姉ちゃんは「よさないか」とそれを止め、マカロフさんが医務室にいることを伝えた。
ラクサスさんはそれを聞いてお姉ちゃんの横を通っていく。
医務室へと向かうラクサスさんにナツさんは止めた。
ナツさんへラクサスさんが言った言葉は
「二対一でこんなんじゃ話にならねぇ次こそはぜってー負けねぇ
いつかもう一度勝負しろ、ラクサス!」
という言葉。ラクサスさんはそれを聞いてナツさんの横を通り過ぎる。
そして片手をあげ、返事をしていた。
「さぁみんな。ファンタジアの準備をするぞ」
「オイ!いいのかよ!!ラクサスを行かせちまって」
ファンタジアの準備かー。
特に見世物にできそうな技がないのだけれど…。
「あ、そうだ。ルカさんの魔法」
『私…ですか?』
「お願いできますか?」
そう言うとルカさんは頷いてくれた。
- Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」 ( No.69 )
- 日時: 2014/07/26 12:27
- 名前: 紫苑有栖 (ID: NFbvEd0b)
そして翌日の夜。
花火はあがり、ファンタジアは盛大に行われた。
ビスカさん、ルーシィさん、レビィさんはフラッグを持ち踊り、
エルフマンさんは接収で迫力を出し、
ミラさんも変身魔法でトカゲ(?)に変身する。
グレイさんは氷のお城を作り、
それに対してジュビアさんが水の魔法で綺麗な演出をしていた。
お姉ちゃんは剣を舞いあがらせてから衣装を変更し両手に剣を持ち、
自らも舞い踊っていた。
私に関してはルカさんを実体化させておき、何もない殺風景なところへ、
小さなマグノリアの街を想像させた。
ナツさんはそれほど出たかったらしく、
周りに炎を用意し、頑張っていたけど結構グダグダに終わった。
マカロフさんはファンシーな衣装に着替えて、コミカルな動きをする。
本人は楽しそうだった。
そしてラスト。
マカロフさんを始めに全員が親指と人差し指を立て、腕を上げた。
———たとえ姿が見えなくても たとえ遠く離れていようと
いつでも おまえを見てる おまあえをずっと…見守っている
マカロフさんからラクサスさんへのメッセージ。