二次創作小説(紙ほか)

Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」*オリキャラ募集中 ( No.9 )
日時: 2013/10/28 17:27
名前: 有栖 (ID: bpc70dxM)
プロフ: 第1難解〜仲間を信じる問題〜

第1問「きみは何?」


「うわぁぁぁぁぁあああああああああああああ!!」

「なっ!なんだよ!?こいつ!」

人気のない裏路地でおじさんは、殺されてしまった。
目の前で殺されてしまった。
大切な人をまた1人、殺されてしまった。

なんで殺したの
違う
私が殺したんだ

私の不注意で

身代りになっておじさんは殺されてしまったんだ

まただ、また私は…

「見てないで、殺してよ。あいつらを、殺してよ。」

「何言ってんだ?こいつ」

「いいから早く始末しようぜ、このおっさん」

「どうして、君達はいつも見てるばかりで助けてくれないの。」

「そうだな」

黒い人達がおじさんに銃みたいなものを向けている。
もう、動けないのにもっと暴行しようとしてる。

「やめて。………その人にそれ以上、傷を増やさないで」

「さっきからごちゃごちゃうるせぇなぁ?お前から先に殺ってやろうか?」

「黒い人達に呪いを Curse 」

勝手に口が動いた。
まるで、なにかに“憑かれているような”そんな感じだった。

「っ!」

「おっおい!?どうし…うぐッ!!」

そういった瞬間、次々と黒い人達が倒れて行った。
次々、そう、次々と。
それは快感。気持ちがいい。
とっても。とてつもなく気分がいい。

「今までの復讐を。君たちに復讐を」

”殺し”は、とても気持ちがよかった。
こんなにも気持ちがいいものとは思わなかった。思えなかった。
次々と死んでゆく、倒れ行く人達を見て、すごくおもしろかった。
だから殺すんだね、みんな。みんなだから人を殺すんだ。
そこらどこらで、赤い液体が飛んだ。

空が赤かった。
月も。人間も、地面も、みんな。赤かった。

「駄目…だ……」

まだ生きていた。おじさんが生きていた。

「見て。敵をうった。私は頑張ったよ?私を褒めて」

「殺…して…は………ない…」

「ねぇ、この真っ赤な世界はとても素敵だよ。これで、おじさんを傷つける奴は誰もいない」

「……ラン…」

+++

誰かが、叫ぶ声が聞こえた

「なんだ?」

私はすぐに、その声がする方へ走る。
声をたよりに探していると、血が飛んでいるのが見えた。
何事かと、そこへ向かうと血の海に。
何人もの人が倒れている。おそらく全員闇ギルド。
その死体の真ん中に1人の幼い少女が立っていた。

まっすぐになショートストレートな紅い髪に赤い瞳。
それが本当の色なのか分からないほどに血に濡れている。
少女は、狂ったように笑っていた。

「何をしてるんだ!?」

「君は、何?君も黒い人?」

「黒い人?なんだそれは」

声が、さっき叫んでた人の声と似ていた。
まさか同一人物か…

「この人達と同類?」

悲しい声で、悲しい瞳で少女は言う

「私の大切な人を殺そうとしてる人?」

「私は…」

「あぁ、そうなんだね。同じ人なんだね」

すると、いきなり巨大な魔力と微量の殺気。
魔力の暴走かっ
すぐに、鎧を換装させ戦闘体制へ