二次創作小説(紙ほか)
- Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」 ( No.90 )
- 日時: 2015/02/13 12:19
- 名前: 紫苑有栖 (ID: 8y9cmuB3)
第29話「どうやって止めるの?」
「ずいぶん面白ェ事になってるなクロドア
あのミッドナイトまでやられたのか?」
「はっ!も…申し訳ありません!!」
「それにしても久しいなこの感じ。
この肉体…この声…この魔力…全てが懐かしい」
オレがやる、下がってろクロドアと言った彼は服を脱ぎ捨てると
また新たな服が生成された。
「小僧ども…ずいぶんとうちのギルドをくいちらかしてくれたなァ
マスターとしてオレがケジメをとらしてもらうぜ」
こいつが六魔将軍のマスター、ゼロ…。
なんつー魔力。私の使う魔力と比にならない。
「そうだな…まずはこの体(ブレイン)を痛めつけてくれたボウズから…
消してやる」
「下がっていろ!」
ジュラが前に立った。
しかしそいつの魔法はブレインとはまた違う。
性質は同じだが明らかに強化されている。
グレイやナツが加勢に入るが2人ともふっとばされてしまった。
冷や汗が流れる。
ジュラ1人ではだめだ。
「クレアッ!」
すぐにクレアを実体化、のちにジュラと協力をし攻撃を仕掛けるが効いていない。
聖十大魔道士のジュラでもかなわないってどうゆうこと…
いや、ジュラにはあの爆発時に多少、負傷していた。それが原因か。
「魔力切れ…ですわね」
「!!」
クレアはそう呟き透けていく。
私の少なくなってしまった魔力ではもう魔導士は実体化できない…。
無防備になった私へとジュラを攻撃をしてくる。
それをモロにくらってしまった。
こちらを気にしてきたらしいジュラもその隙を狙われ倒れてしまう。
ルーシィは恐怖で動けずハッピーとともにダウン。
「さ…さすがマスターゼロ!!お見事!!!
このやっかいなガキどもをこうもあっさり」
「まだ死んでねえな」
「へ?」
「まだ死んでねえよなァガキどもォォ!!
だって形があるじゃねえか」
王の間に鈍い音とゼロの笑い声が響く———
「マスターゼロ、化猫の宿が見えて参りましたぞ」
王の間、景色が見渡せる場所で杖のクロドアはゼロに言う。
「ニルヴァーナを封印した一族のギルドです。
あそこさえ潰せば再び封印されるのを防げますよ」
「くだらねえな」
「え?」
その瞬間、ゼロは「くだらねえんだよ」とクロドアを潰す。
「オレはただ破壊してえんだよ!!何もかも全てなァァー!!」
これが最初の一撃。
理由なんてない、そこに形があるからこそ壊すだけ、
とニルヴァーナは発射される。
- Re: FAIARYTAIL「悪霊憑き」 ( No.91 )
- 日時: 2014/09/08 19:45
- 名前: 紫苑有栖 (ID: NFbvEd0b)
だけどそれは何かがニルヴァーナの足を攻撃したことにより的がはずれる。
ギルド、化猫の宿も無事だ。
何があったのかと空を見上げるとそこには
魔導爆撃艇、天馬の姿。
+++
“聞こえるかい!?誰か…無事なら返事をしてくれ!!”
突然の爆発音の後に誰かの声がかすかに聞こえてきた。
頭の中に直接響く声…、これは念話……。
“ヒビキか?”“わぁ”
他にもエルザやウェンディ、一夜の声が聞こえる。
“どうなっている?クリスティーナは確か撃墜されて”
壊れた翼をリオンの魔法で補い、
シェリーの人形劇とレンの空気魔法で浮かしている。
さっきの魔法はイヴの雪魔法だと説明するヒビキ。
今のでクリスティーナに乗っているであろう人達の魔力は限界。
“僕たちのことはいい!!最後にこれだけ聞いてくれ!
時間がかかったけどようやく“古文書”の中から見つけたんだ!!”
その声は全員の耳に響く。
“ニルヴァーナを止める方法を!!!”
ニルヴァーナの足みたいなものは7本。
その足っは大地から魔力を吸収しているパイプのようになっている。
その魔力供給を制御する魔水晶が各足の付け根付近にある。
その7つを同時に破壊することでニルヴァーナの全機能が停止。
1つずつではダメ。
他の魔水晶が破損部分を修復してしまう。
“同時にだと!?どうやって!?”
“僕がタイミングを計ってあげたいけどもう…念話がもちそうにない”
念話からは、クリスティーナが墜落する音とヒビキが苦しむ声。
“君たちの頭にタイミングをアップロードした。
次のニルヴァーナが装填完了する直前だよ”
頭の中には20分という時間が表示される。
“無駄な事を…”
“僕の念話をジャックしたのか!!?”
“オレはゼロ。六魔将軍のマスターゼロだ。
まずはほめてやろう。
まさかブレインと同じ“古文書”を使える者がいたとは…
聞くがいい!光の魔導士よ!!オレはこれより全てのものを破壊する!
手始めに仲間を5人破壊した。
滅竜魔導士に氷の造形魔導士、星霊魔導士、霊憑魔導士、聖十大魔導士。
それと猫もか。
てめえらは魔水晶を同時に破壊するとか言ったなァ?
オレは今、その7つの魔水晶のどれが一つの前にいる。
ワハハハハ!!オレがいるかぎり同時に壊すことは不可能だ!!”
それだけ言ってゼロとの念話が切れる。
ゼロに当たる確率は1/7.
“待って!!7人も……いない…!?
魔水晶を壊せる魔導士が7人もいないわ!!!”
エルザのところで2人、一夜が反応してこれで3人……
“まずい…もう…僕の魔力が…念話が……切れ…”
“あと4人だ!!誰か返事をしろー!!?”
立たなきゃ、はやく…起きなきゃ……
“グレイ…立ち上がれ……おまえは誇り高きウルの弟子だ。
こんな奴等に負けるんじゃない”
“私…ルーシィなんて大嫌い……ちょっとかわいいからって調子にのっちゃってさ
バカでドジで弱っちいくせに…いつも…いつも一生懸命になっちゃってさ……
死んだら嫌いになれませんわ。後味悪いから返事しなさいよ”
“ナツさん……”“オスネコ……”“ノエル…”
“ナツくん…僕たちの…声が…
「聞こえてる!!!!」