二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.10 )
日時: 2014/01/04 21:45
名前: 瑠璃 (ID: .Y/VNxAC)

第一話 >> 06

えと、怪盗レッドって知ってるかな?
『怪盗レッド』は、その名の通り泥棒。
でも、ただの泥棒じゃない!
どんな所にもあっさり忍び込んで、絶対捕まらないの!
しかも、怪盗レッドは盗まれた物しか、盗まない!
それを持ち主に返したりするんだ!
ちょっと、かっこいいよね!

……って、私も思ってた。
でも、今の怪盗レッドは私とケイ。
実は、ついこの前ー私の春休みまでは、お父さんとおじさんが怪盗レッドだったの!
教えてもらった時には、本当にびっくりした!
どうも、私の家系は代々泥棒の家系で、先祖には有名な(ケイに教えてもらったけど)鼠小僧が…いたとかいないとか…
で、13才になると継がないといけないんだって!(12才だったけどね。本当テキトーで困る)
というわけで、私とケイは晴れて二代目怪盗レッドになったの!
それにしても……

「お父さん、それにしても干渉しな過ぎだって!」
「おお!アスカ!難しい言葉を知ってるな!やっぱり、私立に行って良かったな!」
「でしょ〜!」

この前、漢字テストがあって、ケイにしごかれたかいが!
……って、ちっがーう!

「もうちょっと、レッドの事で!」
「おお…そういえば、昨日仕事したわりには、早く起きたな」

あ、うん。
…いっつも、なかなか起きれないんだけど。

「なんか、夢見ちゃって…」
「夢?」
「うん…よく、覚えてないけど…」

なんか…すごい怖かったんだよね。
でも、誰かが名前を呼んでくれて…
あれ?誰だっけ?
そこまで考えて、ある事を思い出す。

「ケイ…遅すぎない?」

まさか、二度寝してないよね!?
してたら、ただじゃおかないから!
その時、ドアが開いた。