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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.102 )
- 日時: 2014/02/08 23:01
- 名前: 瑠璃& ◆eLkrjSIK9U (ID: V5dR7mxV)
第四話 >> 02
〜ケイside〜
自分でもちょっと無理してるかな、とは考えている。
こういうのは初めてだし……
アスカにも負担があるのは、充分わかってる。
でも……このやり方が一番、成功する確率が高い。
だから、まあ……この服装は仕方ない……という事に……して、おこう……うん。
「ねえケイ〜この先には何もないの?」
少しだけ疲れたようなアスカに、慌てて指示を出す。
「そこの足元に仕掛けがあって、それを踏むと睡眠ガスが降るようになってる」
「えええ!?」
アスカが叫び、うまく避けたみたいだ。
「もうちょっと、早く言ってよ!」
「悪い……あっ、そこの壁にスイッチがあって、手かせがはまるから」
「はいはい。触りませんよー」
……やっぱり、罠多すぎたか?
早めに色々やったのが間違いだった。
いやでも、これだけないと後々大変になるし。
「もうすぐ屋上だけど……あとは?」
「ああ……階段の下から二段目と、上から五段目に足を置かなければ大丈夫だ」
「りょ〜かい」
アスカ来るのか……
それは分かってるんだけど……
この服装、が……
「……はあ」
「? ケイ?どしたの?」
「なんでもない」
思わず出たため息に、アスカに問われる。
ああもういいや、笑われても。
その時、ギィと屋上のドアが開く。
ふっと振り返るとー
口をポカンと開けたアスカが居た。
きっかり5秒後ー
「ええええぇぇぇぇ!?」
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