二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.153 )
日時: 2014/03/27 23:06
名前: 瑠璃& ◆eLkrjSIK9U (ID: V5dR7mxV)

第六話 >> 01

「どしたの!?」

いきなりうずくまったケイに、走り寄り言う。

「……何でもない」

いや、何でも無くはないでしょ!

「何? 怪我?」
「……別に、大丈夫」

うっわ、強情!

「ふ〜ん。なら、歩けるんだよね?」

ぐいっと腕を引っ張って、立たせようとするとー

「……イッ……!」

顔を歪める。

「ほら、やっぱり……。怪我でしょ? 足?」

さすがに騙せないと分かったのか、無言。
……それは、肯定ということで良いのかな?
抵抗しないのを良いことに、気になっていた左足を出させる。

「ほら〜腫れてる。捻ったんでしょ? 」
「……」
「何でさっき言わなかったの?」
「……アスカは頭を打ったのか、とか聞いて来ただけだから」

だから、足の事は言わなかったと……
うう、ひねくれ者め。
とりあえず、ハンカチを取り出して、足を固定する。
う〜ん……でも、歩けないよね?

「……よし!決めた!」