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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.161 )
- 日時: 2014/04/05 11:18
- 名前: 瑠璃& ◆eLkrjSIK9U (ID: V5dR7mxV)
第六話 >> 02
「背負うよ。ほら、乗って!」
「……は?」
唖然とした顔で見られる。
いや、だって歩くの無理でしょ? 時間もかかるし。
「ここに居たら、見つかっちゃうでしょ? ほら、早く早く!」
「……」
どうしようかと、悩んでいるのか、またもや無言。
ああもう! 早く早く!
「……分かった」
ようやく、渋々頷いてくれる。
背を向けると、トンッとケイの体が寄り掛かってくる。
いやいや、そりゃあおんぶだからそうなんだけど!
なんか……密着してるっていうか……
「……どうかした?」
「なっ、何でもない!」
べ、別に対した事ないじゃん! うんうん!
慌てて立ち上がる。
「……バランス取りにくいんだけど」
「ええ?もうちょっと、腕絡めなよ!」
そうしたら、こっちも安心だし……
とか考えてたら、首に思いっきり腕が回って来る。
かぁッと頬が熱くなる。
き、気にしなければ良いんだけどね! うん!
「……そろそろ警察も来るよ」
「わ、分かってるって」
ケイに言われて、ガサガサと茂みを抜けて行った。
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