二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.28 )
日時: 2014/01/06 12:30
名前: 瑠璃 (ID: .Y/VNxAC)

第二話 >> 02

キーンコンカンコーン

「終わったぁ〜」

チャイムが鳴って、私は思いっきり伸びをする。

「アスカ…まだ一時間目終わったばっかりだって…」

実咲にため息を吐かれながら、言われる。
だってさあ!
数学の X がどうたらこうたらとか、意味わかんない!!

「…公式さえ覚えれば良いんだろ」

後ろからケイからも言われる。
うぅ、それが難しいんだって!

「アスカ…今度、勉強会する?」
「……一年後に」
「日曜日で良い?」

実咲ぃ!話聞いてよ!

「アスカちゃん、私も行って良いかな?」

近くに居た、友達の優月に言われる。

「お菓子持って行くから、ね?頑張ろう」
「優月ぃ!頑張る!」

勉強会と天秤にかけても、お菓子が勝つって!

「あの…ケイくんも良かったら、一緒に…」

実咲が控えめにケイに言う。
う〜ん…どうかな?断わる気が…

「…悪いけど」

やっぱりね。

「用事があるから。…アスカもだろ?」
「へ?私?」

なんか、あったっけ?
お父さんには何も言われてないよね?多分…

「…開けといてって、言っただろ?」

…言われてたっけ?
でも、否定は出来ない。
忘れてる可能性多いし。

「そっかぁ。じゃあ、まただね」
「うん、ごめんね。実咲、優月」

「良いよ〜しょうがないものね」
「でも、またやるからね。次の週にする?」
「実咲ぃ!」

勘弁してよ!
その時、ふとケイを見るとー
レッドの時の目をしていた。
もしかして、さっきのと何か関係あるのかな?
確証はないけど、そう思った。
家に帰ったら、ケイを問いただそうと、心に決めながら。