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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.316 )
- 日時: 2014/08/09 10:10
- 名前: 瑠璃& ◆nM8P74KkG2 (ID: a6RsoL4B)
第三話 >> 01
小学6年生。
クリスマス前の金曜日、だったと思う。
私はおじさんとケイに久しぶりに会うために、お父さんオススメの店に来ていた。
どこだったかな? パスタとか食べたと思う。
とにかく、私は2人に会う為に、お父さんとケイ達より先にお店に到着した。
予約しておいた席に先に入った。
さすが、お父さんがオススメするお店。
小洒落た感じだけど、入りやすい感じで、私は気に入っていた。
「ここ良いねー! なんでもっと早く連れて来てくれなかったのぉ?」
「お、そうだろ。いや、オープンしたのが、最近でな」
ふーん。
先に出された水を口に含む。
「おじさん、遅いねー」
「なあ、アスカ」
「んー?」
「ケイくんとは、その……話したりしてるのか?」
「ケイ〜?」
露骨に不思議がった顔をしてたと思う。
「私、ケイと別に仲良くないもん。話したりなんて何年もしてないし」
「…………そうか」
「そーだよ。ケイってよく分かんないもん。
……話しかけても、返事ないし。あーいうのイヤ!」
「そうか」
「そーなの」
お父さんったら、いきなり何?
「いや、言わないようにしてたけどな、お前ら仲良かっただろ?
いつの間にか。父さん達もびっくりして……」
「……何の話?」
「何って……」
私とケイが仲が良かった?
覚えてない。最低限の会話はしてたけど。
「そうか。覚えてないか」
もー、そんなしょげないでよ。
私がいじめたみたいじゃん!
大人気ないったら。
はあ、と軽くため息を吐いた。
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