二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.317 )
日時: 2014/08/09 12:48
名前: 瑠璃& ◆nM8P74KkG2 (ID: a6RsoL4B)

第三話 >> 02

「ごめん、遅くなったね」

声をかけられて、振り向く。

「おじさん!」
「あぁ、アスカちゃん。久しぶりだね」

いつもと変わらないおじさん。
お父さんとはタイプが違って、私は好きだったりする。

「圭一郎、いや大丈夫だ。ケイくんも座りなさい」

おじさんの後ろにいて、軽く頭を下げていた。
ほら、何にも言わない。
無愛想にも程があるよね。
だから嫌なの。
お父さんったら、なんであんな事言ってたんだろう?
私とケイが仲が良かった?

「……」

ふと目が合った。
無表情。眉一つ動かさない。
ちょっと硬いかもしれないけど、笑ってみる。
……無反応。
えーと、愛想笑いとか無しですね。無しですよねー。
はいはい。分かってますよーだ。
でも、ちょっとだけ……傷ついたりするんですけど?

それから、食べる物を頼んで、
近況報告とか、そんな感じ。
もっぱら、私は食べてばっかりで、大体お父さんとおじさんが話してた。
たまに話を振られては、答えるみたいな。

「アスカちゃん、成績どうなったんだい?」
「うぐっ、それは言わない約束です」
「ハハ…私立受けるんじゃなかった?」

その予定ですけど。
受かるかどーかは別問題ですから。

「ケイもどうだい? 私立」

おじさんがふいにケイに話を振る。

「……」

無反応。
ケイって頭良いのかな?
じゃないと、おじさんそんな風に言わないだろうし。
まあ、そんな事より私は今届いたピザの方が気になるけどね!