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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.35 )
- 日時: 2014/01/06 21:43
- 名前: 瑠璃 (ID: .Y/VNxAC)
第二話 >> 03
「ただいま〜」
「…ただいま」
家について、私とケイは同時に言う。
まあ、今日は誰もいないけどね。
お父さんはいつも通り仕事。おじさんもめずらしく、仕事!
「ねえ、ケイ。用事って、何?」
私は部屋に入りながら、言う。
帰り際は聞けなかったし!
もしレッドの事だったら、聞かれても困るし!
「ああ…その事か」
ケイはカバンを置きながら、答える。
その事かって…私、ずっと気になって授業が身につかなかったんですけど!?
「それはいつもの事だろ?」
うっ!否定は出来ない。
「…その事だけど、悪い。言ってなかった」
へ?どういう事?
「言っておいた、と言ったけど…まだ何も言ってないって事。」
えええぇ!?なにそれ!?
「そう言っておかないと、後で断わるかもしれないから」
う〜まあ、そうか。
なら、良かったのか、な?
ん?それにしても、かもって何?あと、結局用事って?
「ああ…また、怪盗レッドとして、盗んでもらいたい物がある」
え?なんだ、それだけ?
私は拍子抜けして、椅子に座る。
「それなら、いつもの事じゃん!」
「いや…どうしても、土曜の午前までに盗まないといけない」
ふうん…タイムリミットがあるってわけ?
でも、それくらいなら前にもなかった?
「…昨日仕事したばかりだろ?一週間もたたずにやる事になる。
負担もあるかと…」
大丈夫だって!
それに、やるしかないじゃん!
それにしても…私の事気にしてくれてるんだな〜
自分だって、疲れてるはずなのに…
それだけ調べるのと、昨日の事も同時進行してたんだろうし。
…それが、ちょっとだけ嬉しいとか思っちゃうんだよ、ね〜
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