二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.41 )
日時: 2014/01/08 07:41
名前: 瑠璃 (ID: .Y/VNxAC)

第二話 >> 04

「アスカは疲れが溜まると暴れそうだからな」

そっちかー!!
ケイは私を何だと思ってるのよ!?

「…アスカはアスカだろ?…それよりも、レッドの事だけど」

あれ?いつもだったら、動物扱いするくせに…

「……話、聞かなくていいの?」

あっ!そうだった!
考えるのはあとで!

「今回盗むのは、プラチナの王冠で中央にエメラルドはめ込まれていて、他にも周りには大小のルビーが、はめ込まれているらしい」

えと…よく聞くけど、プラチナって、なんだっけ?

「元素記号は Pt。白金族元素の一つだよ」

……はい?

「学術用語としては白金が正しいが、現代日本の日常語においてはプラチナと呼ばれることも多い。耐久性が強く、電極、るつぼ、白金耳などにも利用されている」

……まったく、分かんない。
もう良いよ…続き話して。

「そのプラチナの王冠は、2週間前にある美術館から盗まれた物だ。警察も捜査しているが、未だ発見していない。今藤 直輝という人を主犯に盗み出し、今は○○ビルに保管されている。
…が、土曜日の午後に他の人に売り渡す事が決まっている」

なるほど…。
だから、いつもは日曜日か土曜日の午後に盗むのに、そんな時間なんだ!

「今藤 直輝は武道に長けた人を集めている。作戦は考えてあるが…いけるか?」

ケイに言われる。

「大丈夫だって!」

ケイの作戦って、やつを信じるから!

「そうか…詳しい事はまた話すから」

了解!
っと、そういえば私制服のままじゃん!

「着替えるから、出てって」

パソコンを開きかけたケイに言う。

「…分かった」

その時、髪がほどけかけてて私は結び直す。

「それ…痛くないの?」

ん?ああ…確かにちょっと高めだしね。頭皮が痛くなったり、するけど。
まあでも、昔からだから慣れたし。

「……こっちの方が良い」

すっと、ケイの手が伸びてきて、さらっと髪がほどける。
あ〜うまく結べてたのにもったいなーい…
って、ちっがーーーーーーう!
え?え?何?今、何された!?

「…じゃあ、終わったら呼んで」

ケイは平然と部屋を出て行く。
ええええええええぇぇ!?