二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.88 )
日時: 2014/01/28 22:18
名前: 瑠璃& ◆eLkrjSIK9U (ID: V5dR7mxV)

第三話 >> 03

「えと……ここ?」

あるドアの前で私は、ケイに話しかける。

「そうだ。そこに王冠が保管されているはずだ」

了解!
用意していた針金で開ける。
それにしても……そんな大切な物保管してあるのに、こんな鍵でいいわけ?

「これじゃあ、素人でも1分あれば開くんじゃない?」
「……それはないと思うけど。まあ、手癖が悪い人なら開くだろうな」

中に入りながら言う。

「ここは防犯カメラないの?」

奥に進んで行く。

「ああ、大丈夫だ、今の所は」

なんか、含みのある言い方!
あとで、全部教えてよね!
今はとにかく、王冠を見つけないと。
ここに来るまでに警備員何人も眠らせたりして、けっこう時間使っちゃったしね。

「あと何人くらい残ってるわけ?」

ケイに言われた通り、ずんずん奥に進む。
ここは見た感じ倉庫っぽい。
奥に隠してあるらしいけど。

「……正確には分からないが、今藤 直輝を入れて5.6人だろう」

……けっこう居るよね?
おびき寄せたりしなくて、良かったの?
って、時間がないのか〜。

「アスカも考えが回るようになったな」

ケイが驚いたように言う。
あのねえー私だって、考えることくらいできるの!……少しは、ね。

「……アスカ、そこだ」

ケイに声をかけられ、足を止める。
いくつも棚が並んでるとこなんだけど……
目の前には妙に大きな段ボールが置いてある。
え?こんなとこにあるの?

「そうだ。段ボールを外してみろ。中にケースがあるはずだが、動かすなよ」

はいはい。
私は、慎重に段ボールを外すとー