二次創作小説(紙ほか)

Re: 怪盗レッド〜幼き頃の私達〜 ( No.96 )
日時: 2014/02/05 22:19
名前: 瑠璃& ◆eLkrjSIK9U (ID: V5dR7mxV)

第四話 >> 01

「こっちで良いの?」

警報が鳴ったあと窓から逃げて、今ケイが居る建物に向かってるとこ。

「ああ……そこを右に曲がれ」

ケイに言われて、路地裏に入る。
で、結局そっちに行ってどうするの?

「迎え撃とうと思う」

は!?どうやって!?

「こっちでその用意はしてあるから」

いや、そうじゃなくて。
あの……今藤 直輝とかいう人達をどうやって迎え撃つの?
向こうには私がどこに居るかわかんないじゃん!
今頃、なくなった王冠のケースの前で慌ててるんじゃない?

「いや、向こうだって考えてあるだろう。その王冠には、発信器が付けられてるはずた」

えええ!?
思わずしまってある王冠に目をやる。
てか、先に教えといてよ!

「盗聴器はつけられてないから、大丈夫だ」

いや、そういう事じゃないんだって。

「アスカ、その建物だ」

ケイの声である建物の前で止まる。
この建物は、今は使われてないらしい。
もうすぐ取り壊されるんだって。
ケイが居るはずの、屋上に目を向ける。
奥の方に居るのか、ここからは見えない。

「回り込んだら、ドアがある。そこから入れ」

ケイに言われて回り込み、ドアを開ける。

「入れば良いんだよね?屋上?」
「いや、待て」

足を踏み入れようとした時、ケイに止められる。

「罠が色々と仕掛けてある」

ちょっと、何それ!?
誰がそんなの仕掛けたわけ!?

「俺が仕掛けて置いた」

はあ!?

「5.6人相手にするのは、難しいと考えたからだ」

確かに……眠らすだけで、苦労した人も居た。
あれより強いのを相手にするのは、まあ大変かも。
1人ならともかく、ケイが居るし。

「入ってすぐの階段に罠がある。ピアノ線を張ってあるから、引っ掛けるなよ」

うう、戦うより前に神経使い過ぎて、疲れそうなんですけど!