二次創作小説(紙ほか)

Re: フェアリーテイル ー砂時計ー ( No.15 )
日時: 2013/12/19 20:28
名前: 鮟鱇 ◆j5KZfkTVqc (ID: qToThS8B)

始めてのリアsideです。
因みにコレは会う直前位の心境だと思って頂ければ。


貴女に送る1つ目の言葉>>15

リアside

『くれた花の種、育ててみたら、ブルーファンフラワーだったの。青紫や白、紅紫色が綺麗だったなぁ。
わざわざ、ありがとうねっ!』

豪邸の中庭で今日の出来事を話しながらも姫様は笑う。
太陽の様に。普通の姫君達になら"花の様に"と例えるが、
ルーシィ姫様だけは特別。

だって花だと枯れてしまう。

太陽は枯れもしないし消えたりもしない。姫様には
ピッタリだ。

けれど雲が太陽を隠すと同様に、姫様にも曇りが
出る時も有る。

そんな顔は見たくない。
我儘で出しゃばりかも知れないけど、姫様は笑顔で居て
欲しい。

だって姫様は太陽なのだから。

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「んっ」

目を覚ますと、夕方の筈が夜。

(…あ…やっちゃた)

最近徹夜のせいか夕方に座ったベンチに今迄
寝ていたらしい。

少し疲れたが、先程まで見てた夢を思い出し、元気を
貰うのと、更に誓いを強固な物に仕上げていく。

(ーーーその笑顔だけは曇らせない。)

姫様、自分の思い。気づいてますか?

(ーーーああ、今日は良い名月だ。)

月を見上げてそう思う。
今日はこんなに優しい月。ならきっと姫様の所へ導いて
くれるだろう。

(さて、そろそろ行かなきゃ)

ベンチから離れ、ゆっくりと街角を進む。

胸に1人の女性を描いてーーーー


ーーーーーーーー月が2人を引き会えわせるまで後数分ーーーーーーーー