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二次創作小説(紙ほか)
- Re: フェアリーテイル ー砂時計ー ( No.18 )
- 日時: 2013/12/20 07:05
- 名前: 鮟鱇 ◆j5KZfkTVqc (ID: qToThS8B)
違和感>>18
ナツside
「………違う、な」
「あい?」
目の前には先程まで溶け込み切れてなかった新人リア。
しかし今では完全に溶け込んで、カナと飲み比べ勝負している。
その横の椅子にはルーシィが微かな寝息を立てて、夢の世界に落ちている。
大好きなギルドの光景。
だけど何処か違和感を感じる。
「なんつぅーか…臭いが違うんだよなぁ…すれ違ってるというか…
どう思う?ハッピー」
「それはナツにしか分からないと思うよ。オイラ其処まで鼻良くないし」
「じゃ、ガジルにでも聞くか…」
辺りを見渡すと直ぐに目当ての者は見えたが、エルザとグレイが居ない事に気付く。
「ん、エルザとグレイは?」
臭いを嗅ぐと、そう遠く無い所に2人は居るようだ。微かに雨の匂いもするので外は雨らしい。
「ナツ、そういえば仕事どうするの?」
「ん〜、まだ集合時間とか決めてねぇし。そもそもあの氷がなぁ…」
先程のグレイの様子を見てると、
リアを相当恐れて居る様子だったよなぁ〜
良い奴なんだけどなぁ…何か合ったのか?
「ま、いっか。取り敢えず明日の10時に駅前で良いんじゃね?」
「あい、おいらも良いと思うよ」
ミラに伝言を頼み、ガジルに聞こうとした事を忘れて、騒ごうとするが…
(ん、なーんか気分乗んねぇ…)
「今日は帰るか」
「珍しいねナツ、おいら もう少しシャルルと話をしてても良い?」
「良いぞ、じゃあな」
相棒と出入り口で別れ、なんとなく少し雨を眺める。
「…っしゃ!」
パンッと勢い良く頬を叩き、頭の中の「いっせぇの、せっ!」を合図に冷たい雨の中を走り出した。
((ーーーーーーなんだか今日の雨はやけに冷たかった。))
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