二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル 【嘆く心の中の光】 ( No.6 )
- 日時: 2013/12/09 16:07
- 名前: 黎架 ◆TOPGoZZOfw (ID: TFVRu1Ih)
- プロフ: http://修正した(新)になります。
〜転校生〜
今朝の神舞小学校 6年3組の教室は、いつも以上に騒がしい。
「ねぇ、聞いた?今日、このクラスに転校生が来るんだって。」
「えっ、嘘!!本当にっ!?」
「うん、そうらしいの。私もさっき聞いたばかり、なんだけどね−−−」
ガラッ
「おはよう。」
もちろん、サーヤとレイヤもすぐに転校生の話を聞いた。
情報元は、千晶。
「楽しみだね、レイヤくん♪」
「あぁ……」
(僕は、今のままで、十分だ。これ以上のものを求めたら、あの時と同じになってしまう…そう、あの時と…)
−−−やがてチャイムが鳴り、圭吾と耕平が入ってくる。すぐに転校生の話になる。
(……長い…、早く終われ)
「−−−では、入ってきてください。」
(…どうでもいい。どうせ僕には、関係ない…)
入ってきたのは、1人の少女…
(な、なんで、あいつがここにっ!?)
レイヤがあわてているのとは、裏腹にクラスメイトたちは−−−
「ねぇ、レイヤくんと日守さんに、似てない!?」
「なぁ、日守姉弟と似てないか!?」
などと、サーヤとレイヤに似ているというウワサがたっている。
でも、ただ1人−−レイヤは、違った。
(なんで、こっちにいる…!?……マヤ!!)
「あー、はい。みなさん、落ち着いてください。では、自己紹介をお願いします。」
「はい。……日高 栞夜です。中途半端な時期ですがこれから、よろしくお願いします。」
「な〜んだ、日守姉弟と関係ないじゃん…」
「でもさー、かわいくない?」
「だよなー」
クラス中がまた、騒がしくなる。
「………くん?……ヤくん?…イヤくん?レイヤくん?」
「………っ!?……サーヤ…」
「レイヤくん、大丈夫?なにかポケーって、してるけど……」
「えっ……あ、うん、大丈夫。」
その間にも、話は続いている。
「じゃあ、日高さんの席は……風見さんの後ろね。」
「あ、はい。……ところで、『日守姉弟』って…?」
「あぁ、紗綾さんと黎夜くんの事です。2人は、双子なんですよ。」
圭吾が説明し終えると、その付け足しとばかりに…
「このクラスの名物、なんだぜっ!!」
クラスの男子が言う。
「へぇ〜、そうなんですか…」
栞夜は、憂いをおびた瞳になる。
「紗綾さんと黎夜くんに、失礼ですよ。ところで、日高さんに、学校案内を…
「いえ、大丈夫です。自分で声をかけてお願いします。」
栞夜は、憂いをおびた瞳から、一変して笑顔で答える。
「…そうですか。じゃあ、席に座ってください。」
栞夜は、志穂の後ろの席になった。
「風見さん、よろしくね。」
「はい、こちらこそよろしくお願いします。日高さん。」
時は、流れ・・・・・・
———昼休み
栞夜は、迷いもなく紗綾と黎夜の席へと向かう。
「…あの、よかったら、学校案内…してくれない?」
「うん、いいよ…栞夜…ちゃん。」
「ありがとう。ところで、黎夜、久しぶり…」
「ああ、久しぶりだな、マヤ…」
この瞬間、クラス内にいた人、全員が驚く。
「レ、レイヤくん、栞夜ちゃんと、どういう関係、なの?」
「ああ、とりあえず圭吾……先生のとこに行こう。……志穂も、行くぞ」
そんなこんなで、サーヤ・レイヤ・志穂 そして、栞夜は、理科準備室へと急ぐ・・・
レイヤが準備室のドアを開けると、圭吾だけがいた。
耕平はというと、午後から出張でもう、学校を出たらしい。
「アレ…めずらしいですね。お昼休みに———って、日高さんまで!?」
「…えっと、レイヤくん…何でここで…?」
「ああ、説明する。」
「私はね、お兄ちゃん…レイ兄の妹なの…」
「「「へぇ!?」」」
サーヤ・志穂・圭吾の声が見事なまでに、ハモる。
「……ん??……もしかして、レイ兄、言ってないでしょ!サヤ姉とレイ兄と私は、3つ子、だって!!」
「……??み、3つ子!?」
「ということは、栞夜さんは……日守?」
「どういうことですか?黎夜くん…」
「マヤの言った通り、サーヤ・マヤ・僕は、3つ子だ。……驚くことか?」
「レイヤくん…、少し常識はずれです…」
「…別に。…サーヤ・僕・マヤの順だ。」
「…紗綾さんの妹……ですよね。と、なると、王女になりますよね…」
「うん、私は、魔界第二王女!!」
「…マテリアル……、ですよね…」
「うん、そうだよ。力はね・・・
- Re: 魔天使マテリアル 【嘆く心の中の光】 ( No.7 )
- 日時: 2013/12/09 16:13
- 名前: 黎架 ◆TOPGoZZOfw (ID: TFVRu1Ih)
- プロフ: http://修正した(新)になります。
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「———力はね、…光!!」
「そうですか、光ですか…って、レイヤくんと同じじゃないですか!!」
「うん、そうだよ。ユウ兄だけが、闇。」
「「……………」」
「…ん?」
「…マイ……ここで、ユウヤの名前を出したら、攻撃…する…」
「な、なんでーー!?」
「…あいつは、僕たちと戦った敵…だ。」
「…??何、何?教えて〜♪」
「イヤだ。」
「プーーーー。レイ兄の意地悪!!」
「…五月蝿い」
この間、サーヤの頭の中には、“三つ子”という単語がグルグル回っていたのがとか・・・・・・
「……サーヤ?」
「ほへ……!?な、何?レイヤくん…」
「…いや、サーヤがボケーーーってしてたから…」
「えっ…!?し、しっかり聞いてたよ。…わたしとレイヤくんとマヤちゃんが、み、三つ子だって、ことでしょ?」
「…お姉ちゃん、抱きついても、いい?」
マヤは、目をキラキラ輝かせながら、尋ねる。
「……へっ…!?」
「……マヤ、時間切れ…」
「…えっ??」
キーン、コーン、カーン、コーン ・・・
「うっそ—————————————!!」
マヤは、叫ぶように言う。
「では、教室へ戻りましょう」
圭吾が全員を促し、教室へともどる。
「では、今の続きは、放課後にしましょう」
「「「「はい」」」」
「……サーヤ、大丈夫か?」
レイヤは、サーヤに耳打ちをする。
「う、うん……どうにか……」
「…サーヤ、ごめん。黙ってて……」
「ううん、いいの」
(サーヤ、君は、優しいな……。なのに、僕は———)
心を閉ざし、心の時計は、あの時を指したまま。
新たな心の時計は、正常に動いているが————
———新たに、狂い始めた・・・・・・・
———————心の時計————————
光に導くか、闇に導くかわからないまま・・・・・・・・・・・
あの時の記憶が
————————甦る—————————
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え、っと・・・ですね…
やり直したかったからです・・・