二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル 【嘆く心の中の光】 ( No.8 )
- 日時: 2013/12/10 19:40
- 名前: 黎架 ◆TOPGoZZOfw (ID: TFVRu1Ih)
- プロフ: http://修正した(新)になります。
〜幻の王女〜
「ふぅーーーー・・・・・・」
サーヤは、眠れずに、1階でホットミルクを飲む。
温かなミルクが体を温める・・・・・・がーーー
(幻の王女・・・・・・)
放課後、マヤが言った言葉が頭から離れない・・・・・・
サーヤは、ミルクを飲みながら、放課後のことを思い出していた。
§ § § §
ーーーー放課後
昼休みと同じメンバーが理科準備室に集まった。
つくなり、マヤは、サーヤのことを“サヤ姉”と呼び、レイヤのことを“レイ兄”と呼ぶ。
「レイ兄〜〜、“幻の王女”って、サヤ姉のこと〜〜?」
「……多分…」
「レイヤくん、マヤちゃん、“幻の王女”って?」
「おかあさんが、いつも歌ってくれた歌なの!!」
「栞夜さん、今、歌えますか?」
「うん、いいよ♪」
「 ♪ 幻の王女は、いるのかいないのか分らない 」
マヤが歌い始める。
「「 ♪ いたとしても、いないとしても、この歌を歌い続けよう 」」
レイヤも、途中から歌い始める。
「「 ♪ 幻の王女は、横笛を持つ 」」
♪ 笛は、奏でることのできない不思議な笛
笛は、王女の力が目覚めたら、不思議なくらいきれいな音を奏でる
王女は、笛を奏で魔を払う
幻の王女は、いつも笑う
何があっても・・・
王女は、笛を奏で、光の者を導く調べを奏でる。
たとえ、心の時計が止まっていようと
心が傷ついていようと・・・
時計を戻し
傷をいやす
すべての者を許し、すべての者に光を与える王女
王女は、知らない
世界にある苦しみを・・・
しかし、悲しみは知る
王女の力を目覚めさせるのは、光の力
幻の王女は待つ
光の力を持つ者を
そして、
本当の家族を
悲しみにたえながら、幸せを求める
いつしか会える家族に向けて・・・
笑い続ける・・・・・・
あなたに会うために
幻の王女は、弱くて、強い
王女を守るのは、光の力を持つ者
王女は奏でる
魔を払う旋律を
大切な人を守るために
「「 ♪ 今日も奏で続ける
大切な人を守るために・・・ 」」