二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【銀魂】 サディスティックパニック! 【前原宗助篇】 ( No.20 )
- 日時: 2013/12/20 17:34
- 名前: 牡丹 ◆9nf7vs0ewk (ID: x2W/Uq33)
皆さんありがとうございます!
今更ですけど…タメOKですか?
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「ただいまー」
「お帰り、伊織」
「樹、ただいま」
屯所に帰ってきたよ。
さぁやることは一つだ。
「兄さ〜〜ん!!!」
私は、兄さんの部屋の襖を、思いっきり、開け放って……うぇ?
え、いや… え?
まさかの…まさかまさかの
「きっ…着替え中…」
頬が蒸気していくのがわかった。
いやだってっ 恥ずかしいし!?入った瞬間愛する兄さんの生きが…
やばい、まずいぞ、まずい、鼻からなんか出る…赤い液体的なモノが出る…!!!
「伊織?何やってんでィ、そんな所でジタバタして」
「兄さんっ!」
や、だから!
ほぼ半裸のままこっち向くのやめて!?
「あの兄さんっ…取りあえず…着て、着て!」
「?ああ、今日は非番だからねィ。着流しなんでさァ。…それが?」
「鈍感! だからさァ兄さん!やめてってばお願いだから、早く着物着て!頼むから!」
「何でィ、こんなことで真っ赤になってるんでィ?」
そーですよどーせお子様ですよ、兄さんのバーカ!!
「…兄さん、酷い」
最初から私が恥ずかしがってること分かってたくせに。
.どっちもどっちだよね、これは.
からかい騒動が落ち着いて、私はただいま兄さんの部屋に居座っています!
や、マジで天国。
兄さんお匂いで埋まってる、埋め尽くされてる、幸せ
「!?兄さん?」
匂いを胸いっぱい吸い込んだところで、兄さんに抱きしめられた。
うぉう何!?
「…誰でィ?」
「…え?」
「伊織とさっきまでいた野郎…一体誰だって聞いてんでさァ」
「誰…?」
兄さんが、私の肩に顔を埋めてぼそりと言った。
さっきまで一緒にいた野郎…ってことは
「えーっと…ま、前原宗助って人…」
「誰」
「と、友達です…」
「男だろィ」
「う…」
兄さんの、私を抱きしめる力が強まった。
「伊織、俺は伊織のモンでさァ。で、伊織、お前は?」
「…兄さんの、モノ」
そう、私たちはお互いを束縛して委ねあってる。
死のうがなんだろうが、それは生涯変わらない。
私は兄さんのモノで、兄さんは私のモノだ。
「で…なんで、伊織がほかの男と居るんでィ?」
「この前初めて会って…話が合って…」
「…」
いやァァァ
怒ってる!怒ってる!?
「でも兄さん、 私は、一生、兄さんに着いてくんだ。それは絶対。昔の自分の過ちを、もう二度と起こさないように。私は兄さんを守る。私は、私の居る場所は、死んでも兄さんの隣よ」
そうだ、絶対に、兄さん以外に着いていくなんてことは、私は一生ない。
「…わかりやした そーゆーことにしときまさァ」
「…ありがと、兄さん」