二次創作小説(紙ほか)

Re: 【銀魂】 サディスティックパニック! 【紅桜篇】 ( No.52 )
日時: 2013/12/27 09:46
名前: 牡丹 ◆9nf7vs0ewk (ID: x2W/Uq33)

紅桜篇はですね…原作に真撰組の登場無いじゃないですか
だからいろいろ変わっちゃうんですよ…まさに 始まり方とか始まりかたとかはz((
いやでも…似蔵さんは出さないと話が進まないし、高杉んとこには宗助さんいるし、いろいろ…なんていうか、頭がぱーんとなりそうです。←


…え…この話、紅桜篇に全く関係ないんだけどどういうこと…?
みたいなことは心の奥深くへ!!!!↓↓↓ウメコンンデ

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これは平隊士たちのいかにも平隊士な会話。




「そういやさァ、あれ、特別部隊?帰ってきたんだろ?」
「あー、みたいだぜ」
「そこの隊士ってさー」



       ——すんっごい…個性的だよな——




   .特別部隊の隊員たち.



まず、その個性的な隊士たちを簡単に纏め上げ引きいっているのが
隊長、沖田伊織。
一番隊隊長ほどドSな面を見せることはないけど、スイッチが入るととことんやる女だ。
そして、とにかく強い。
特別部隊は、任務としては最低でも2年に一回、予定3〜4年のペースで仕事をしている。
けれど、さすがにそれは、と、伊織たちが自主的に、攘夷志士関連の事件に関わっているのであった。
しょっちゅう人を拾ってくるが、その大半が剣など使えない一般人。
それらを一から鍛え、名が通るほどの剣豪に仕立て上げているのが、この沖田伊織だった。



「やっぱ伊織さんスゲェよな」
「俺たちも稽古つけてもらいてェよなー」
「あとはあれだ 特別部隊って、剣だけじゃなくて殴り蹴りする…」
「神無月さんのことか?」
「そう、それその人!」


神無月九六。
彼女の十八番は、剣術ではない、体術である。
伊織も驚いたのだが、剣を振っている最中に蹴りやら殴りやらが飛んでくるのだった。その強さは異端で、春雨とやり合わせても問題が無いほど。

特徴から見て、どことなく万事屋のチャイナ娘と同じような…つまり、夜兎のような特徴がある。
そこらへんの真相は、伊織たち特別部隊の隊員しか知らないことだった。


「神無月さんって無口だろ?」
「だよな、クールビューティ?」
「でもって強いって反則だよなー」


屯所には伊織、九六、花蓮、尊以外女が居ない。
まぁ、尊が男だということを知る隊士たちはごく少数なのだが。

「あ、でもあれ、永倉さんって12歳だろ?よく局長とか副長許したよな」
「ああそれ、もう一人11歳の人がいるだろ?」
「局長の従姉妹だっけ?」
「そうそう」

永倉尊と近藤花蓮。
この二人は、15歳…つまり元服していないというのに、真撰組に入った。
特別部隊なだけあり、相当な腕を持っている。
まず、尊。
男なのか女なのか、時々本当に分からなくなる。
普段から「ボク」という一人称で、無邪気な話し方をするため、性別がどちらか分かりづらくなっている。
時々、なんか怖い言葉遣いが飛び出てくることもあるけど…!
でも見た目は完全に女という、つかみどころの無い人だ。
攘夷志士関連の事件のとき、特別部隊が参戦していたことがあった。
全隊士のなかで、やはり群を抜いていたのが特別部隊。そのなかで戦う尊は、人を殺すことに戸惑いを持っていないように見えた。
あこがれる存在であると同時に、恐れる存在でも有った。

続いて近藤花蓮。
彼女はれっきとした近藤勲…局長の従姉妹だ。
局長がストーカー行為をした瞬間、彼女の蹴りが決まる。
彼女が屯所に不在の間は土方や沖田が苦労人となるのだが、彼女さえいればストーカー行為のことを任せっきりでもなんら問題は無い。

そして強い。11歳で170cmというなんかイレギュラーな存在なだけあり、強い。
というか、伊織の次に強い隊士だった。



「未成年コンビ…って侮れないんだよなァ」
「特別部隊だしな…」
「あとは?」
「特別部隊って人数結構居るけど、名前知れてるのって少ないから…あとは、西尾さん?」


彼は上に対してもタメで、結構礼儀がなさそうに見えるが、実は案外真面目。伊織もそんな彼に好感を持っているようだった。

彼はどちらかというと治療専門。
確かに戦うことも出来るが、主に治療だった。
彼の腕はよく、特別部隊の隊士たちは、怪我をしては屯所の医療部隊ではなく彼のところへ行っていた。
ちょっとした拍子に、関西弁が出てしまっているのを見ると、なんだか微笑ましくなるが、その勢いで頭とかを撫でてみた日には、精神的にダメージが酷くなったりする。関西弁ってただでさえ怖いのに、その口調でそんな暴言を吐かれると堪らない。


「でもあの人って特別部隊の隊士しか治療しないだろ?」
「ああ、惜しいよなー」
「で、後一人くらいいんだろ。……えーっと…水無月さん、か?」
「ああ、水無月さん!」

隊長補佐、水無月樹。
彼は、伊織に対しては常に敬語を貫き通している。
ちなみに伊織が一番最初に拾った人物だ。

以前、ほかの隊士が、「この前俺さァ、水無月さんが伊織さんのこと呼び捨てとタメで接してるとこ見ちまったんだよな」と言っていた。

そんなことが有ってから、樹と伊織が恋人同士なんていう変な噂が流れていたのを、当事者二人は知らないらしい。



以上が、特別部隊の中で最も名の知れている隊士たち。
考えてみると、本当に個性的なメンバーだった。


「なんか…遠い存在だよな」
「だな。 俺たちが願っても近づけねェよ。食堂行こうぜ」








「伊織ー、今日の夕飯何?」
「自分で見に行けばいいでしょ、秋人」
「まぁそう固いこといわないで、ボクたちのために見てきてください隊長!」
「いやだっ!拒否する!ていうか尊、なんでアンタまで乗ってるんだよ!」
「隊長、無駄よ。この人たち何言っても聞かないし」
「九六…止めてよ」
「無理」
「あははは、隊長災難だよねぇ…この二人は止めようが無いと思う〜」
「花蓮ねェ…ちょっと、隊長命令よ!秋人、尊、いーから黙れ!」
「「はーい」」
「隊長ご苦労」
「樹、こういうのって隊長補佐の仕事…」
「じゃないと思います」


食堂ではそんな、ほのぼのした風景が見られたという。
彼女らよし年上の隊士は、彼女たちを微笑ましそうに見ていたという。