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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.18 )
- 日時: 2014/03/20 19:26
- 名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)
書きますよー
◆◆◆◆◆◆◆◆
任務を終えて、僕はアジトに向かおうとして、建物のかどを曲がった。
んーみんなどうしてるかな…。
ぼうっと考えていると、ドンッと人にぶつかってしまう。ああっいけないや!
ぶつかった相手は衝撃で道路に尻餅をつく。僕は相手の方を向いた。すると、そこに居たのはいつもの緑色の髪をした少女だった。
あれ、キド!?何で居るの?
僕はつい出そうになった声を自分の中にとどめる。キドが、泣いていたからだ。
「大丈夫?キド」
そう言うとキドは顔を上げて驚いた。
「あ…なん、で…」
泣いていたキドの声は震えていて、頼りなかった。そして、目がいつになく赤さを増していたのだ。
「泣いちゃだめだよ、せっかく可愛いのにさ」
非力な僕はこんな言葉しか掛けられないんだ。ごめんね、キド…。
「…消え……うの、わた…し」
「…えっ?今、何て…」
突然、ブブッとケータイが震えた。
「なんだろ…「吊り目さんっ!団長さ…ああっ居たんですか!?」
取り出したケータイから覗いたのは顔を真っ赤にしたエネだった。どうやらキドのことを探していたらしい。
「聞いて下さい!みなさん酷いんですよ!?」
「えっと、話すのはいいんだけどさ…場所かえない?」
ここは人通りが少ないとはいえ、道路である。落ち着いて話しは出来ないだろう…。エネもそれを察して「そうですね」と頷く。
「ほら、キド行こう」
僕はキドの手を取って歩き出した。いつもはそんなことしようもんなら鉄拳をくらうのだが、今回は違った。キドはまるで抜け殻のようにふらふらとついてくる。
一体、僕のいない間に何があったのかな…?
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
あーあ、オーマイダーティ…
もう無理、ちょっと逝ってくるですよ…!
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