PR
二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.22 )
- 日時: 2014/03/17 16:46
- 名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)
続き書きます
◆◆◆◆◆◆◆
キドは、僕の居ないときにあったことを全て話してくれた。
思ったこと、感じたこと、全て…。
そうか、苦しかったんだね。ごめん、僕がそばに居てやれなくて。
言えなかった。それよりも今はみんなにキドの話を『聴いて』もらうことが一番優先的にやらなければいけない。
そうすれば、全部元通りになるんだ。
そんなことも、『今』では間違いにしか思えなかった。だって……
僕は立ち上がった。
「キド、その話みんなに言おう?」
キドは首を降る。そんなに知られたくないのかな。
「でも言わないとずっとこのままだよ?」
「…………」
「じゃあ僕がみんなに言っちゃうけど」
「…………」
また何も言わない。仕方ないなぁ…。僕はニコッと笑って言った。
「それじゃあさ、キドここで待っててよ。僕、みんなに説明して呼んでくるから。いい?」
「……ん…」
キドは小さく返事をして、膝を抱え込むようにして座る。
僕はキドの頭をポンッと軽く叩いて走り出した。
「そこで待っててね!」
だんだんと遠くなっていくキドは手を小さく振って僕を見送った。
ああ、これで全部解決するんだ。よかったね、つぼみ…。
走っている僕の影が冷たくなった地面でユラユラ揺れていた。
まるで、陽炎のように…。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
フラグ?いえいえ、何となく書いてみただけです。
実際わかりませんが…(泣
ていうか今回『も』短い!
ゴメンナサイ、頑張ります。
PR