二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.31 )
- 日時: 2014/04/01 17:36
- 名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)
とか言っておきながら更新します!
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僕はアジトに戻ってきた。
もちろん、みんなにキドのことを伝えるためだ。そして、全部元通りになったら、またメカクシ団全員で遊園地に行こう。
扉を開けると、何やら騒がしく口論が起こっていた。
「…何してるの、みんな」
僕は苦い顔をして尋ねる。恐らくだが口論の元になっているエネちゃんとシンタロー君に。
「いや、こいつが『団長さんのとこに謝りに行きましょう!』て言うから…」
「何言ってるんですか!ご主人が間違っていることをゴチャゴチャ言っているからそう言ったんですよ!?」
そう言うとエネちゃんはぷうっと頬を膨らましてそっぽを向く。
「…あのさ、ごめんね。キド、能力が暴走しちゃったみたいなんだ。だから許してくれない?すごい落ち込んでて…」
みんなは一斉に『あ…』という顔をして、少しうつむいた。
すると、セトは申し訳なさそうに呟く。
「じゃあ、何でキドはそう言わなかったんすか?そうすれば……」
セトはそこまで言いかけて、言葉を発するのを止めた。
あんなことにはならなかったはずなのに…
言わなくてもわかった。僕も同じように最初は思っていたからだ。
「キドさ、みんなにバレたら団長失格だって思ったんだって。でもそのあとあんな事になって『俺が間違ってた…。みんなのこと信じて言っていればよかった』ってキド泣いてたんだ」
視界がぼやける。これは、涙じゃない。泣くな、キドのほうがよっぽど辛いんだ。
僕は一生懸命目に力を集中させて、みんなにニコリと微笑む。
「『仲間を信じてやれなかったなんて団長失格だね…』だって…。みんな、キドのこと迎えに行こう!公園で待ってるからさ!」
「行きましょう!皆さん!!」
そっぽ向いていたエネちゃんも顔を真っ赤にしながら叫ぶ。
すると、ずっと下を向きながら話を聴いていたキサラギちゃんがキッと鋭い目をして、手を上げる。
「あたりまえですよ!メカクシ団の団長は一人しかいないんですから!!」
「そうだよ、キドを迎えに行こう。みんなで!」
もうすぐ、日が暮れるというころ。
僕らメカクシ団は、団長を迎えに行くという最後の任務についたのだった…。
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意味ありげな言葉を残して続く。っていうね…ははっ(ただネタが無かっただけ)
さて、こう読み返してみると意味不明な文ばかりですね。すごい読みにくい…。
不定期更新でごめんなさい。
続きます!