二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.34 )
- 日時: 2014/04/02 01:50
- 名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)
書くー
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やっぱり、自分で伝えに行ったほうがいいかな…
カノがこの公園を去ってから、そんなに時間も経っていなかった。
けど、不安で仕方がなかった。みんなに呆れられたらどうしよう…。
また、ぼんやりと視界が滲んでくる。
「泣くもんか…」
”俺”は自分の頬をパンっと叩くと、顔を上げた。
自分で伝えなきゃ、意味がない。いつまで俺はカノに甘えてるんだ!
公園を出て、またあの大通りを抜けたそこは、少し狭い道になっていて人通りも少ない。俺はその道を駆けていった。
すると、あまりにも急ぎすぎたせいか、人と肩が擦れてしまった。
「おい、コラてめぇ!無視すんじゃねぇよ!!」
案の定、ぶつかった青年は怒り狂って肩をドンッと押してきた。
その力はやはり男のもので、衝撃には耐えきれない。
「きゃあっ!」
「きゃあ?お前…女か」
しまった。そう思ったときには遅かった。
一瞬の隙に青年は俺を路地裏へ連れてくると、手を押さえながらフードをめくる。
そして俺の顔をまじまじと見つめた。
「へぇー!あんた美人だな。背高いから男かと思ったけど…ははっ!」
いくら力を入れても、この状況を変えることはできない。キッと青年を睨んだところで何が変わるわけでもない。
それならば…
「誰か…!」
「ダメだよ、もうちょっと遊んでくれたっていいじゃん。そう思わない?」
青年の手は俺の口を塞いだ。そしてその手を俺は…噛んだ。
「___っ!」
「修哉ーーーーっ!助けて!!」
叫んだ。精一杯。
それは覚えている。私の言葉はあの人にちゃんと届いただろうか?
ああ、頭が痛い。帰ったら、晩ごはん作らないといけないのに…今夜は帰れないみたい。ごめんね、修哉。
◆◆◆◆◆◆◆◆
私は知りませんよ結末なんて!
ええ、知りませんとも!行き当たりばったりですから!!