二次創作小説(紙ほか)

Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.38 )
日時: 2014/04/03 19:41
名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)  


うにゃ、どうもです!
面白くないですよー泣

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頭が痛い。

なんだろう、懐かしい声がする。

『……つぼみ…大丈夫だよ、僕が必ず…見つけるから…』

そう言ったのは、誰だったけ…。思い出せないな。

ゆっくりと、目を開けた。

そこにいたのは…知らない人達。
一人の少年は涙を流している。

「…あなた……誰?」

「……え…?」

私を見つめた少年少女は驚いたように目を見開いた。

「な、なに言ってるんですか団長さん!」
「え…あの……団長って…」

どういうことだろう。この人達は私のことを知っているのだろうか?

「………キド、自分の名前って分かるっすか?」

背の高い少年が何かに気が付いたのか、私の目を見て問う。
その目は赤く染まっていた。

キドというのは私のことだろう。
名前…私の名前…。

「………名前…」

駄目だ。全然思い出せない。
私はぎゅっと目をつぶり、首を振った。
少年は後ろを向いて静かに言う。

「記憶喪失みたいっすね」
「……記憶喪失…あの事件のせいか」

赤いジャージの青年は呟いた。

「事件って何のことですか」
「…それは…おい、カノ。言っていいのか?」
「…………ん?ああ、そうだね」

猫っ毛の少年は上の空で曖昧に返事を返す。

「あの…大丈夫ですか…?」
「……えっ!?あ、ああ大丈夫…だよ」

私が話しかけると、カノと呼ばれている人は慌てて言った。

「キド、さ。本当に覚えてないの?」
「………ごめんなさい…」

何も返せない。
仕方がない、なんて言って、また逃げるのか私は…。

一瞬、何かを思い出せた。そんな気がしたのだった。


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あー…

ゴメンナサイm(>_<)m