二次創作小説(紙ほか)

Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.49 )
日時: 2014/04/30 00:56
名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)  


遅くなりました。ごめんなさい!


◆◆◆◆◆◆◆◆◆

俺が目を覚ましてから3日後、ようやく自分の家に戻ってくることが出来た。

「あ〜、帰ってきたな!」

アジトに入って、キョロキョロと中を見回した。

「久しぶりだ……」

「そうだね、病室だったからね」

隣でカノが微笑んだ。
つい、ドキッとしたのは気のせいだろう。いや、気のせいであってほしい。

「でも、3日っすよ?そんな離れてはないと思うんすけど…」

「まぁ、人によるんじゃない?キドいつもいたからさ」

「ああ!そうっすね」

俺は少し首をかしげた。

………3日?
そんな筈はない。あの事件が起きたのが5日前…の筈だ。6日か?

まぁ細かい事はいい。
それよりも…あの事件から俺は…

「帰ってなかったと思うんだが…」

「…………なにが?」

あ、つい…口に出てしまった。
でも確かに俺は 『事件が起きてからアジトに帰ってない』と思う。

気が付いたら病室にいた。という謎のオチで、なんと4日?も経っていたという。

俺は一瞬「4日も寝ていたのか?」と思ってしまったが、どうやら違うらしい。

「なぁ、キサラギ。俺は空白の4日間、何をしていたんだ?」

「「「「「「ふぇ…!?」」」」」」

全員が、声を揃えて実に間抜けな言葉を発する。

な、ま、マズい事でも言ったか…?

するとキサラギがガシッと掴み掛かってきた。

「だっ団長さん、覚えてないんですか!?」

「あ、ああ……教えてくれ」

「えぇ!?大変だったんですよ、団長さんが記憶喪失になっちゃいまして!それはもう、大慌てだったんですって!!」

ずいっと顔を近づけられて、腰が引けたが「おぉ、そうか…」とだけ返事をした。

が、途中で脳みそが考えることを止めてしまった。

「記憶喪失………?」

また、ハンマーで殴られたような痛みが、頭に伝わってくる。

「キド、大丈夫?ちょっと休もうか」

カノに手を引かれてソファーに座り込む。

記憶、みんなの事を忘れてしまっていた?
迷惑、かけた?団長失格?

そんな思考が頭にこびりついて剥がれない。
嫌だ、見捨てられるのは…絶対に。

「顔色悪いみたいだけど…自分の部屋に戻る?」

独りは怖い。
また消えてしまうのではないかと、怖くて、怖くて、堪らなかった。

俺は首を横に振った。

みんなと一緒にいたい。

「キド、大丈夫か?真っ青だぞ?」

「あわわっっ!ホントだ、休んだ方が良いですって」

「そうだよ、無理はよくないから…」

俺は黙り込んだまま、目をぎゅうっと瞑る。
これは、「ここから動かない」の意思。

しかし、現実はそう簡単にいかなかった。

カノは俺をひょいと持ち上げると、自室へ向かおうと足を進めた。
その光景を、ここにいる全員が目を見開いて見ている。と、したら。

………恥ずかしい。

「おい!降ろせ!!殴るぞ」

「ん〜別にいい…ゴフッ!……」

思いっきりカノの足を蹴る。

「…痛いよ?」

「あたりまえだ。降ろせ」

「やだ」

「はぁ!?なんで…「じゃあさ、キドが眠るまで話してあげるよ!」

パアァァと明るい顔をすると、勝手に俺の部屋のドアを開けた。
その様子を、みんなはポカーンと見ていた。

「記憶が無いときの、キドの話。聞きたいでしょ?」

「〜っ!!な、べ、別に…」

「いいから、いいから!聞いてよ、すっごい可愛いんだよ〜!!」

つくづくコイツには呆れる。

なにが「可愛い」だ。アホか。
でも、聞きたい。と思ってしまったので『仕方なく』その話に耳を傾けることにした。

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

意味不明…本当に申し訳ないです。
もうキャラ崩壊ですよ、全員。

あああ、夜に更新することにします!
学校あるので!

読んで下さった方、荒し、批判以外でコメントください!!