二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【カゲプロ】 キドとカノの約束 ( No.90 )
- 日時: 2014/07/21 03:30
- 名前: 木蓮 (ID: 1SUNyTaV)
全く書いてませんでした(´д`;)
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「それじゃあ、俺達は買い物に行ってくるっす」
「……は?」
朝食を食べ終えてから一時間も経っていない今、セトは何を思ったのかみんなを連れて何処かに行ってしまった。
恐らくだが、またあのデパートだろう。
今朝もマリーがカップ割ってたからな〜。
そうなればこのアジトにいるのは僕とキドという事になる。
僕は体に貼り付く長い髪を束ねて、ソファーで雑誌を読んでいたキドの傍に寄る。
「ねぇ、何読んでるの?」
「………………」
「キドー?聞いてる?」
「…………………」
無言のまま、パラッとページを捲った。
イヤホンもしてないから、ただ単に僕を無視してるだけだろう。
ムッとして雑誌を取り上げる。するとキドは僕をじっと見つめた。
「な、何さ…」
やはり自分の姿に見られるのは慣れない。
少し怯んで返事を待つ。
「………着替えろって何度言ったら解るんだ、カノ」
苛立った口調にプラスして、キツく睨まれた事により僕は一気に背筋が凍り付いた。
それはズルいよ……わざわざ低い声で言うなんて。
泣きたくなってきたが、ここでそんな真似をすればもっと怖いお仕置きが待っていると考えると、涙を引っ込んでしまう。
「ごめん、着替えてくるね」
「見るなよ」
はいはーい、と軽く応えて部屋に入った。もちろんキドの。
目につく場所に掛けてあった紫のパーカーを取り、それに着替える。
しっかし……細いな、キド。ちゃんとご飯食べてるのかな?
いつものキドの服装になった僕はまた、リビングに戻っていく。
するとキドは……………寝ていた。昨日、眠れなかったのかも。
近くに畳まれていた薄めの布団を優しくかける。
この前、中途半端になっちゃったからね。
「おやすみ、キド」
たまには、ゆっくりしてていいんだよ?
黒いパーカーのフードを、徐に被せてやった。
起きるまで傍にいようかな………
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み、短い……。
こうなったらセトさん目線でも入れようかな〜なんて……嘘です←