PR
二次創作小説(紙ほか)
- Re: 【薄桜鬼】 夢幻泡沫 ( No.1 )
- 日時: 2014/04/04 16:01
- 名前: 瑠々 ◆sZgkRcXqJk (ID: fIG41VUw)
序章
夕暮れ時、二人の幼子が神社の境内で遊んでいる。
二人の顔は瓜二つで、着物の色でなんとか判断できる。
二人のうち、赤の着物を着ている方が突然その場に座り込むと、もう片方の青の着物を着ている方も、その横に座り込む。
ふいに青の着物のほうが口を開いた。
「ねえ楓、ぼくたち、ずっといっしょだよね?」
赤の着物の楓と呼ばれた子供は、相手のどこか不安そうな表情を見つけると、手をぎゅっと握りしめる。
「もちろん!ずっと、ずーっといっしょだよ!」
子供らしい、明るい笑顔で言った。
「ほんと?」「ほんと!」というやり取りを数回繰り返した後、二人はすっと右手の小指を絡め、
「やくそくだよ?」
「うん。やくそく」
ゆびきりげんまん
うそついたらはりせんぼんのーます
ゆびきった!!
PR