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二次創作小説(紙ほか)
- Re: 魔天使マテリアル 【鳴神のケータイ伝説】 ( No.2 )
- 日時: 2014/04/30 18:04
- 名前: 遥瓶 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
「腹減ったー」
と、徹平は家から出てくるなりぼやいた。
「え。」
俺は、朝食食べたのに今?とぼうっとしていると、傍で徹平のお腹が鳴る。
「——もしかして、朝、ご飯食べてないのか?」
俺が訊くと、徹平はこくこく頷いた。
「そうなんだよーっ!!」
「なんで。」
と言うと、徹平は一瞬黙る。
「それが——昨夜、母ちゃんが、俺の部屋のカーペットをそろそろ夏だからって回収したときに、その下に置いてあった、小学6年生の0点のテストが出てきて。」
それで起こったお母さんが、徹平に朝食なしを認めたらしい。
そんな所にテストを入れておくのが悪い。
自業自得だと思う反面、ある意味同情した。
「———でも、それだけじゃ朝食なしはないだろ。他にも何かしたんじゃないか?」
俺の思惑通り、徹平は話した。
「そうなんだよぉ〜っ!まあ話すと長くなるから何でもいいんだけどさ」
と話をそらした。
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