二次創作小説(紙ほか)

Act0:プロローグとモノローグ ( No.1 )
日時: 2014/05/23 23:06
名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: sEySjxoq)

 ----------馬鹿な……王国は俺一人を殺めるためだけに、これだけの人々を犠牲にしたというのか!! こんな世にも禍々しい化け物を世に放ったというのか!!

 ----------分かっている。分かってるわ。それでも、あたしは貴方が好きで仕方が無いの。たとえ、種族が違ったって、敵対していたって! だから……このまま貴方と一緒に死なせて!

 ----------それ以上、近づくな! こいつには指一本触れさせぬ!! この私を誰だと思っている? この猛々しき黄金の九尾が目に見えぬというのか!!

 ----------へへ、俺様も罪人だな。とうとう、天界にまで喧嘩売ることになっちまうたぁ、堕ちたもんだぜ。だけど気に食わない、気に食わないんだよ!! おめーら、口ばっかの天使のやり方はよォ!!

 ----------実に奇怪、面白い。ですが、これから起こる戦争には関係ないこと。そしてこの戦争、間違いなく我々は----------負ける。

 ----------裏切ったな、我に嘘をついたなあああ!! 散々馬鹿にしやがって、散々我を蔑ろにしやがって、もう許さんぞ人限共があああ!!

 ***


 さて、これは一体なんだ? という顔をしていらっしゃいますね。まあ、当然でしょう。これらはクリーチャーワールドで起こった哀しき出来事の一部。しかし、全部が同じ世界で起こった出来事というわけではありません。 
 クリーチャーワールドとは、同じ時間に並行して幾つかの惑星として存在しています。それぞれの世界は、一見同じ世界に見えても、全く違う進化を遂げていたり、歴史が違っていたりするわけです。

 さて。私の方が何者だ? という顔をしていらっしゃいますね。


 私の名はテラ。なに、物好きなただの語り部です。今後また、お会いすることがあるかもしれません。ですから、そのときまでのしばしのお別れです-------------それでは。