二次創作小説(紙ほか)
- Act6:破滅の戦略 ( No.138 )
- 日時: 2015/07/24 17:37
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: oLjmDXls)
暗黒皇(ダーク・カイザー)グレイテスト・シーザー SR 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V−自分のナイト・クリーチャーまたはドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く。
このクリーチャーか攻撃する時、自分の墓地にある闇または火の呪文を、コストの合計が7以下になるように好きな枚数選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
T・ブレイカー
現れたのは、魔弾を掲げたナイトの皇にして、エピソード3までの全ての悪夢の元凶ともいえる存在、《グレイテスト・シーザー》だった。
同時に、進化元の《ウルボロフ》が装備していた《ヘルフエズ》も装備される。
「《グレイテスト・シーザー》で攻撃! 効果で、墓地から《インフェルノ・サイン》を唱え、《壊滅の悪魔龍 カナシミノドミノ》をバトルゾーンに!」
壊滅の悪魔龍 カナシミドミノ SR 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド・ドラゴン 6000
バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは−1000される。
他のクリーチャーが破壊された時、そのターン、バトルゾーンにある相手のクリーチャーすべてのパワーは-1000される。
W・ブレイカー
コスト7以下の闇クリーチャーを出す《インフェルノ・サイン》により、《カナシミノドミノ》が墓地より、その姿を現した。
その効果により、ホタルの場のクリーチャーは全て−1000される。
それだけならば良かったのだが-----------
「《アクロアイト》2体破壊。《カナシミドミノ》の効果でパワーマイナスの数値を、1000×2で合計2000追加ですよ!」
「えっ!? 今度は《ピカリャン》と《デネブモンゴ》が!?」
「追加で更にパワーをマイナス1000×2! 合計パワーマイナス5000!」
-----------パワーが0になれば、当然クリーチャーは破壊される。そして、《カナシミドミノ》は相手のクリーチャーが破壊されるたびに、更に相手クリーチャー全員のパワーマイナス数値を1000ずつ増やしていくのだ。これにより、ドミノ式に相手のクリーチャーは破壊されていく寸法である。
いくらバトルに勝てるようになったからといって、パワーは据え置きのままだった。それを失念していたのだ。
「さらに《ヘルフエズ》の効果で《ライトデュエル》のパワーをマイナス6000して破壊!」
煉獄刃 ヘルフエズ P 闇文明 (4)
ドラグハート・ウエポン
これを装備したクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-6000される。
龍解:自分のターンの終わりに、そのターン、相手のクリーチャーが破壊されていれば、このドラグハートをフォートレス側に裏返してもよい。
「《カナシミドミノ》の効果で、更に−1000のパワーダウン! 《コマンデュオ》を破壊!!」
「う、嘘です……!」
流石のホタルも弱気になってしまった。
たった2体のクリーチャーに、あれだけの軍勢が一瞬で塵と化した。
しかし、それだけに留まらない。
そのまま、シールドが3枚、吹き飛ばされた。しかし。
「S・トリガー発動です! 《マスター・スパーク》で手札を1枚引き、貴方のクリーチャーを全てタップします! さらに《ドラゴンズ・サイン》で《音感の精霊龍 エメラルーダ》を召喚! 効果で、シールドから手札にカードは加えず、手札からカードを1枚シールドに送ります!」
「ほほう。まだやるんですか。ですが、《ヘルフエズ》を2D龍解。《煉獄宮殿 ヘルクライム》に」
煉獄宮殿 ヘルクライム P 闇文明 (7)
ドラグハート・フォートレス
自分の闇のクリーチャーが攻撃する時、自分の他のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは−6000される。
龍解:相手のクリーチャーが破壊された時、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップしてもよい。
ドラグハート・ウェポンはドラグハート・フォートレスとなった。これにより、更に状況は悪化していく。
しかし。彼女を突き動かすのは、最早執念にも近い感情であった。
---------此処で退くわけにはいかないっ!!
その上で、引いたカードは、彼女を裏切らなかった。
「私のターン! 《麟英雄 一角のハーシェル》召喚です!」
「ワシの出番じゃ! マナ武装7発動! 効果でシールドに埋まっているドラゴンは全て、S・トリガーを得るぞ!」
「さらに、あたしのクリーチャーは全て、あたしのシールドを攻撃できます! 《エメラルーダ》で私のシールドをブレイク! ただし、これはさっき《エメラルーダ》で埋めたシールドです!」
「……ほーう?」
シールド・トリガーは当然ながらヒットした。
そのまま、《エメラルーダ》の体が光り出す。
「《エメラルーダ》から進化! 《聖霊龍王 バラディオス》に!」
《ハーシェル》を組み込んだ専用デッキだったからこそできた芸当だった。コストが重いならば踏み倒せ。光文明のもう1つの十八番だ。
強力な進化クリーチャーを呼び出すことにより、場の掌握を図ったのだ。
「効果でクリーチャーを全てフリーズさせます! ターン終了です!」
「このとき、ワシの効果でシールドを1枚追加するぞ」
ホタル、残りシールド3枚-------------
つまり。多く並べられていた軍勢が止められたのは、アヴィオールも同じだったのだ。
しかし。彼は狡猾だ。
まだ、彼女を倒す手段を隠していたのだった。遊んでいるのだ。今までも、わざと負けてやっていたのに過ぎない。
つまり、ホタルは彼の手の平の上で踊らされているも同然だった。
本気を出せば、彼女程度を捻るなど、容易かったのだ。
そんな事、ホタルが知る由も無く。
「下らないですねぇ。その程度で勝った気になるなど……」
語散るように言った彼は、1枚のカードを繰り出した。
それは、邪悪なる彼の化身であった。
「僕のターン、《怨炎の骸骨星 アルゴ・アヴィオール》を召喚!」