二次創作小説(紙ほか)
- Act10:伝える言の葉 ( No.348 )
- 日時: 2016/08/24 21:09
- 名前: タク ◆K8cyYJxmSM (ID: y0p55S3d)
次元龍覇 グレンモルト「覇(ヘッド)」 P 火文明 (7)
クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 7000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
マナ武装 7:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、次のうちいずれかひとつを選ぶ。
・コスト6以下のウエポンではないカードを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。
・このクリーチャーにウエポンが1枚も装備されていなければ、コスト6以下のウエポンを1枚、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。(それをこのクリーチャーに装備して出す)
覇闘将龍剣 ガイオウバーン ≡V≡ 火文明 (5)
ドラグハート・ウエポン
このドラグハートをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そのクリーチャーとこれを装備したクリーチャーとバトルさせる。
バトル中、これを装備したクリーチャーのパワーは+3000される。
龍解:自分のクリーチャーがバトルに勝った時、それがそのターン中、自分のクリーチャーが勝った2度目であれば、このドラグハートをクリーチャー側に裏返し、アンタップする。
「《ガイオウバーン》が場に出た時、バトルゾーンの相手クリーチャーとこいつを装備したクリーチャーをバトルさせる! 《空腹の超人》を破壊だ!」
時空を超えたドラグナー、《モルト「覇」》は虚空から現れた巨大な剣を手に取る。
そして——肉薄し、一瞬で《空腹の超人》を切り裂いた。
「そして、こいつを装備させたクリーチャーのパワーは+3000される! そのまま《サファイア》を破壊だ!」
「ッ……!!」
強化されたパワーで、《モルト「覇」》のパワーは1万、対して《サファイア》は9000。今度も、一方的に破壊してしまう。
「そして、俺のクリーチャーがバトルに勝ったとき、それがターン中2回目ならば——《ガイオウバーン》は龍解する!!」
《モルト「覇」》が剣を投げる——それは、燃え滾る炎と共に、覇闘の熱血龍を生み出した。
剣を掲げ、炎の中で龍が咆哮する。
「溢れ出る熱血を掲げ、暁の戦場に勝利を刻め——龍解!!」
それは、百戦錬磨の熱血龍であった。
勝利を掲げ、前進する最強の戦士。
伝説の名、ガイアールを携えて、それは現れる——
「——《勝利の覇闘 ガイラオウ》!」
勝利の覇闘 ガイラオウ ≡V≡ 火文明 (9)
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 11000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
各ターン、はじめて自分が攻撃された時、このクリーチャーとその攻撃クリーチャーをバトルさせてもよい。
現れたのは、炎に包まれた鎧で構え、双剣を掲げた熱血龍であった。
ガイアールの証であるVの立物は、今度こそ本物だ。
そして——即座に《サファイア》へ向かって駆けだす。
「こいつはスピードアタッカーだ!! そのまま《サファイア》を攻撃し、破壊!!」
刹那。
大剣が降られて、一瞬にして偽りの神は両断される。
そして、そのまま爆散した。
「——ターンエンドだ!」
ヒナタ
手札1
マナ7
墓地2
next turn:ニュークリア・デイ
一気に1ターンで3体のクリーチャーを破壊することに成功するヒナタ。
しかも、場には龍解した《ガイラオウ》がいる。
こちらを攻撃されても、それが各ターン初めてならば《ガイラオウ》とバトルさせることが出来るまさに肉壁だ。
しかし。
「——我がターン——!!」
カードを引いたニュークリア・デイは、遂に動き出す。
ヒナタの場のカード達を全て片付けるために。
「かくなる上は——ソウルシフトでコストを下げ、《デトロイト・テクノ》進化——!!」
次の瞬間、瘴気が一気に収束した。
そして——究極の偽りの神を作り出す。
「《神世戒 ニュークリア・デイ》!!」
次の瞬間——破滅の光が場を覆った。
そして、放たれたそれに《モルト「覇」》と《コートニー》が焼き尽くされ、山札の一番下へ送還される。
更に——
「《シューメイン》の効果でマナから《空腹の超人》を再び出し、更に《ニュークリア・デイ》で《ガイラオウ》を攻撃!!」
——《ガイラオウ》も破滅の光に飲み込まれ、消滅する。
1ターンのうちにまたも場は半壊したと言っても良い。
コトハの場に残されたのは《サソリスレイジ》のみ——
——このままじゃ、ジリ貧だわ……!! 相手には後続もいるのに……このまま、あいつにターンを渡したら——
今の手元のカードだけでは、《ニュークリア・デイ》を処理する事が出来ない。
それどころか、後続が出れば危なくなってしまう。
「コトハ」
「……分かってる……分かってるけど……!」
疲労で朦朧とした頭を揺すり起こす。
何とか、この場を切り抜けられる策がないものか、と——
「——お前なら、いける。お前自身が大丈夫だって言ったんだ。絶対に、勝利への一手を引き寄せられる——」
「ヒナタ……?」
「お前が俺を信じてくれた——俺も、お前を最後まで信じてるんだ。とっくの前からな!」
——そうだ。ヒナタは、あたしのことを信じて隣を任せてくれた——あたしが、弱気になったら何にもならないじゃない!!
カードを引いた。
このターンで決めなければ苦しくなる。
そして——手に握ったそれを、見た。
「!」
『コトハ様! 僕も、大好きなコトハ様の為に頑張りますにゃ!』
「ニャンクス……! あんた、カードが……!」
それは、ニャンクスのカードであった。
しかし、いつにもなく光輝いている。そして——ガラスが割れるような音と共に——その姿を露わにした。
「ニャンクス、どうなってんだよ……!?」
「そ、そうよ、その姿って——!?」
『え、えーっとさっぱり僕にも——だけど、今ならコトハ様と波長100%、最高のコンディションで武装が出来そうですにゃ!』
「……よし、分かったわ——一気に決めるわよ!!」
コトハはマナをチャージし、7枚のマナをタップする。
そして、
「《牙英雄 オトマ=クット》を召喚! そのマナ武装7でタップした自然のマナ7枚をアンタップするわ!」
「? 何をするつもり、如月コトハ——!!」
「有栖川ツグミ。いや、アピセリン!! もう終わりにしましょう!!」
再び、コトハは7枚のマナをタップした。
「——大地の精よ、彼の者に大いなる力を。そして——賢く、そして獰猛な我が最高の眷属に、祝福を!」
次の瞬間、辺りに自然のマナが氾濫する。
そして——彼女は、自身の最も信頼する従者を繰り出す。
「《霊樹の賢獣星 ニャンクス・プリエーゼ》、召喚!!」
虚空を裂き、現れたのは大きな杖を両手で抱えたニャンクスであった。
いつもの帽子に長靴をはき、今度は大きなマントも広げ、そして巨大な魔法陣を展開する。
『従者ニャンクス、推参!! コトハ様、僕に指示をお願いしますにゃ!』
「頼むわよ。あんたの効果で、超次元ゾーンから《護衛武装 ロシアンブルー・ディープス》をバトルゾーンに!」
ガオオオオン、という咆哮と共に、超次元の穴が開く。
そこから獰猛なる牙と爪を持ったサーベルタイガーが姿を現す。
「せ、成長してる!? ステラアームドも!?」
『コトハ様! 僕の効果も使ってください! まだ、いけますにゃ!』
「そうね。《ニャンクス・プリエーゼ》の大地(ガイア)マナ武装5、発動!!」
ニャンクスの杖が光る。
それと同時に、決闘空間に大きな草原が広がった。
「マナゾーンにドラゴン、または自然のクリーチャーが5枚以上あるとき、あたしはマナからドラゴンを召喚することができる! 更に、《ロシアンブルー・ディープス》の効果で、あたしのドラゴンの召喚コストは2少なくなる——よって、残る3マナをタップし、《寄生目 トノサマパラス》をバトルゾーンに!」
「並べたの……だけど、もう無意味よ!」
「いいえ。無意味ではないわ。ターンの終わりに、あたしの場のドラゴンのコストが合計20以上の時——《ロシアンブルー・ディープス》は武装する」
霊樹の賢獣星 ニャンクス・プリエーゼ 自然文明 (7)
クリーチャー:ビースト・コマンド・ドラゴン 9000
R・コア
バトルゾーンに自然以外のクリーチャーがあれば、自分のマナゾーンのカードは全ての文明を得る。
ガードマン
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、超次元ゾーンからK・コアを持つステラアームド・クリーチャーをバトルゾーンに出す。
大地マナ武装5--自分のマナゾーンに、ドラゴン、または自然のクリーチャーが合計5枚以上あれば、マナゾーンからクリーチャーを召喚しても良い。
W・ブレイカー
護衛武装 ロシアンブルー・ディープス 自然文明 (5)
ステラアームド・クリーチャー:ビースト・コマンド 5000
R・コア
自分のドラゴンのコストは2少なくなる。
星芒武装—自分のターンの終わりに場のドラゴンのコストの合計が20以上ならば、このクリーチャーを裏返して、「ニャンクス」と名前にあるクリーチャーの上に重ねる。
再び、ツグミは動揺を見せた。見れば、コトハの場のドラゴンの合計コストは《サソリスレイジ》の8、《オトマ=クット》と《ニャンクス》の7×2=14で既に20を超えている——!
「これが、真の星芒武装——あんたに、全部ぶつけるわ! あたし達の、全力全開!!」
コトハは、《ロシアンブルー・ディープス》のカードを裏返し——《ニャンクス・プリエーゼ》の頂に重ねた。
「大地よ。更なる祈りをささげ、我が最高の僕に加護を。今、聖域の番人として、彼の者は降臨する——」
次の瞬間、大地が揺れる。そして、再び人間のそれに近い四肢が現れ、今度は衣を纏っていく。
——そうだ、この感覚——!
彼女は眼を開く。
優しく、そして獰猛なる賢者は聖域の番人として君臨した。
星の力を受けた彼女の真の姿が露わになる——
《樹海の女法王 ニャンクス・ガイアード》!!」