二次創作小説(紙ほか)

Re: この人を護るときめました。 (銀魂) ( No.3 )
日時: 2014/07/07 23:25
名前: 朱月 ◆QnqE7ga.xQ (ID: dyesuMjg)






 ×月○日
 

 最近とても体が重いです。風邪でしょうか。
 あの人から文が届きました。あの人は元気そうです。




 ×月△日

 
 食べたものを戻しました。どうも体調がおかしいのです。






 ×月○△日


 子を授かっているそうです。まだ数ヶ月といわれました。
 あの人に文で知らせると、素っ気なかったですが、どこか嬉しそうなお返事がきました。
 そのお返事を見て、私も嬉しくなりました。










 ○月×日


 妙な異人がやってきました。アマントというそうです。
 あの人がとても忙しそうで、心配です。
 幕府の存在が脅かされているだなんて、俄には信じられません。
 









 ○月△日


 子がやっと生まれました。とても可愛い女の子です。
 私とそっくり。ですが瞳の色はあの人とおなじ色です。
 あの人に文で報告をしました。返事は、きませんでした。









 △月□日


 あの人が帰ってきました。そしていきなり、あの子を連れて行きました。
 戦争が始まるそうで、殺しの「ジンザイ」を育てるそうです。
 幼いあの子に、そんなことをさせてほしくはありません。
 そう言って叫びましたが、あの人は聞き入れてくれませんでした。
 ただただ、涙が溢れました。










 ×□月○日


 あの子は元気なのだろうか。
 会いたい。会いたい会いたい会いたい。












 △○月×日



 久しぶりにあの子に会いました。左目が、使えなくなっていました。
 それでもあの子は笑っていました。だから私も笑いました。
 あの子はとても強くなっていました。
 あの人はただただ、苦虫を噛み潰したような表情をしていました。
 









 ×月○日



 戦争が始まりました。私は、医師として戦争に参加します。
 少しでも多くの人を助けられるように。
 あの子もあの人も頑張っている。だから私も頑張ります。










 □△月×日


 知り合った男の人が亡くなってしまいました。とてもいい人でした。
 傍らでその人の戦友が茫然としていました。 
 奥さんが待っておられた方でした。
 治療が間に合わずに、本当にごめんなさい。ごめんなさい。









 
 ○月△日


 戦争が一旦落ち着きました。久々にあの子と会いました。
 これからの戦争に、あの子は参加するそうです。
 涙がとまりませんでした。あの子も泣いていました。








 

 ×月□△日


 戦争がまた激しくなってきました。あの子は大丈夫でしょうか。
 あの人は、生きているのでしょうか。音沙汰がありません。
 









 □月×日


 お侍さんたちと親しくなりました。とても面白い人達です。
 助けたい人がいるそうです。だから私も全力で支えます。







 
 ○△月○×日


 戦争が終わりそうです。幕府が、天人に屈しそうです。
 それでも立ち上がる侍もいます。だから私も支えます。
 






 ×月○□日


 あの人が、久しぶりにやってきました。
 身体精神ともにボロボロで、見ていて涙が溢れました。
 でもあの人は、相も変わらずの無表情でした。
 あの人がいったのは。
 「侍の治療をするな」それだけでした。







 △×月○日


 幕府の役人が来ました。あの人もいました。
 また同じことをいわれました。
 侍はまだ立ち上がろうとしているのに、どうしてやめなければいけないのでしょうか。
 あの子に会いたい。



















 ■月○日


 会いたい。会いたい。会いたい。
 不甲斐ないお母さんで、ごめんね。
 つぐみ。



















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 アトガキ


 プロローグです。〜End〜じゃないですからね。(笑)
 書くのって本当に難しいですね。おまけに機械音痴なので、一苦労です。
 見ての通り日記です。とある女性の日記。
 分かりにくくて申し訳ないです。色々とフラグを立てるのに必死でして(笑)
 次回から、本編を更新していきたいと思ってます。