二次創作小説(紙ほか)

Re: 【進撃】生き方選択【設定うろ覚え】 ( No.2 )
日時: 2014/07/05 19:30
名前: 天良 (ID: y1N6F4if)





巨人なんて、めんどくさい。

「亜留斗ォ……やはり裏切りやがったな……」

敗れた布の境目から見える俺の方に睨み付ける親父の目ン玉。実際、俺の親父では無いがな。

20mという小柄な木の柵で安心して暮らしている奴らは、皆といってもいいほど、俺らの住む日本の北側に位置する大陸からやって来た。
そこから巨人もやって来る。

とうとう、今日が最期の日らしい。

これまた小さな島に、五千人もの人など必要ない。
俺の願いを叶えてくれる様に、兵(ツワモノ)と巨人はやって来てくれた。物騒な武器と眉間にシワをよせた軍団だ。

吐く奴もいれば、死に物狂いで斬っていく奴も。

皆必死なんだな。

「……おい……なんでだよ……」
「五十嵐…早くこっち来いよ!どうしてお前は…巨…人の…」

「……なぁ、お前ら、」

微笑みかをけた俺を奴らは大きく目を見開いた状態で見ていた。後ろから大きな破壊音が聞こえるが、そんなモノ気にしない。

「お前らは死んだらどこに行くと思う?」

そんな俺の声を無視してアイツらは喰われた。

「…極楽浄土?……残念。」

声にならない声が俺の腹を捕まえては口にいれようとする。
小さな小刀を後ろに回り込み首に刺しては楽しみを感じた。

「……正解は……」

『めんどくさいからやーめた。』






「地下水路出身……ですゥ。」

ニコニコ笑う俺を、人は嫌った。

「あれ?下水道出身だっけなァ?」

更に人は離れていく。

「……ねぇ、兄ちゃん?」

目付きの悪いチビに声をかけた。

「なんだ?」

会話が成立して、嬉しかった。





このチビと出会ったのは三年ほど前。

二つ結びの生意気な女が独りで俺ら、烏合の衆のアジトに乗り込んできた時だ。
あまりに俺の好みの髪質をしていたもんで、切ってやった所だ。

泣き叫び、頬から血を出したその姿を目に焼き付けてこうとお俺はソイツを傷付けた。

仲間は楽しそうに笑っていたが、どいつも目が笑っていない。一目で楽しそうでは無いと思い、やめておいた。

それから間もなくだよ。

突如そのチビが現れて、他の奴らを殺したんだ。

その時、俺の体と頭と心臓はビリビリ来たよ。

「テメーが……髪を……」

「そんな怖い顔するなよ。……ねぇ、兄ちゃん?」

「なんだ……お前は、見たことねー面だが……」

少し感心したぜ。

ただのゴロツキかと思えば、あれだな。
一応、名前とか覚えてて、縄張り作って。凄いな。

「誰だ…お前?」

「俺は、アルト・ブルートだ。」






アルト・ブルート

直訳すると、『古い血』という意味。