二次創作小説(紙ほか)
- Re: FAIRYTAIL 君との思い出日記 .+*煌めく星々*+. ( No.116 )
- 日時: 2016/03/02 00:02
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: iFTmHP4V)
んんん、ぎりぎり!! やっと更新です
バレンタイン番外編です((本編じゃねーのかよ
……しかも、前の番外編も終わってませんね
よし、では始めましょう!!((
ただのいちゃこらです
***
「なぁ、ハッピー」
「あい」
「オレら、なんで追い出されてんの?」
まだまだ冷たい風が吹くこの季節。
ナツとハッピーはルーシィに先程家を追い出された。
ナツはともかく、ハッピーは時折風が吹く度に体を震わせ、ナツのマフラーへ潜り込んだ。
「ナツぅー本当に分かんないの?」
「おう。…え、オレなんかしたのかッ!!?」
「ダメだこりゃ」
今日はバレンタイン。
面白そうだとハッピーがにやにやしてやって来たわけだが、ナツが鈍感すぎて話にならない。
「寒いしオイラ、シャルルのとこ行くねー」
「はぁ!? だったらオレもそこで待つ…「ダメ!! ほんっとにナツはわかってないなぁ。じゃあねー」」
半ば強制的に会話を終了させると、ハッピーはびゅーんと飛び去っていった。
「……あまったる」
ルーシィの家のなかから香るチョコレートの匂いを感じながら、ナツは膨れっ面をした。
***
それから一体どれくらいの時間が過ぎたのだろうか。
「出来たぁ!!」
いつのまにか寝てしまっていたナツはルーシィの大きな声で目覚めた。
立ち上がろうとする前に、いきなりドアが開きナツの体に直撃した。
「きゃー!! ごめんナツ!!!」
「う…うお…」
ふらふらするナツに、ルーシィはペコペコと頭を下げる。
そのあと少し会話をすると、ふたりで家のなかに入っていった。
「ごめん…。さすがにどこか行ってると思って…」
「別にいーけど…チョコくれよ」
「えっ!!??」
唐突に言われ、ルーシィの声がひっくり返る。
ナツはふふんと笑い、ルーシィの顔に自分の顔を近づけた。
「誤魔化そうとしても無駄だぞ。めっちゃ匂いしてたかんな」
「うー…ナツなら分かんないと思ったのに…」
「独り占めとかひでーぞ!! ルーシィ!!!」
「………はい?」
予想していた反応と違ったのか、ルーシィの目が点になる。
「ちょ、ちょちょちょちょっと待って」
「噛みすぎだぞ。やっぱり独り占めしよーと…「違うから黙れッ」」
ごすっとルーシィのチョップがナツに炸裂する。
ナツは不満そうにルーシィの顔を見た。
「なんだ、バレてないのね。じゃあよかった。はい」
「……ん? これ、チョコだろ? だったら知ってた…」
「だからぁ!! 今日はバレンタインなの!! …す、好きな人にチョコをあげる日よ? だから手作りしてたの…」
ルーシィが恥ずかしそうにしながら言うと、ナツは嬉しそうに目を輝かせるとルーシィに勢いよく抱きついた。
「サンキュー、ルーシィ!!! 食っていい?」
「い、いいいいいけど、は、離れて…」
「チッ。いーじゃねーかよ、たまには」
口を尖らせながら、綺麗にラッピングされた箱をパカッと開け、チョコを手に取った。
「いただきまー…」
ナツがチョコを口に運ぶ。
……しかし。
「……あ」
どろっとチョコが溶け、手にべっとりとくっついてしまった。
ナツは、ぺろっと自分の手についたチョコを舐めると、ルーシィの顔をじっと見つめた。
「なあ、ルーシィ」
「え、何?」
「食わせてくれよ」
「えええ!!?」
ルーシィが驚いて顔を真っ赤にすると、ナツは少し膨れっ面をして続けた。
「だって、もったいねーもん」
そう言うと、ナツは目を閉じて口を開けた。
ルーシィは、それを見て少し恥ずかしそうにしつつ、チョコを手に取りナツの口に運んだ。
「ん、うまい」
ナツはにかっと笑い、その笑顔にほっとしたルーシィの顔を覗きこむ。
「今度は何よ…?」
ルーシィが不思議そうに顔を歪ませると、ナツがルーシィの顔をがっと掴んだ。
「え、ちょっ…!?」
驚くルーシィを気にもせず、ナツはぺろっとルーシィの頬を舐めた。
何が起きたか分からず真っ赤に頬を染めるルーシィを見て、ナツはにやっと意地の悪い笑みを浮かべる。
「チョコ、ついてた。もったいねーだろ?」
「なっ……!!!」
今回もやはり、ナツが一枚上手のようです。
***
んー、ぐだぐだですみません!!
それとビックリしたのが、この前お知らせをした次の日になんとなく参照を見てみたら一日しか経っていないのに、100くらい増えてて…
申し訳ない気持ちでいっぱいです
空いた時間に少しでも更新できるように頑張りますので、これからもよろしくお願い致します
※誤字修正しました