二次創作小説(紙ほか)
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 〜ルーシィに眠る力〜 ( No.13 )
- 日時: 2014/08/12 10:20
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: L0v6OTPI)
参照が100こえました!
三日前に作ったものがもう100こえるなんて…
私にしてはすごいことです
というわけで(どういうわけ?)
番外編書きます!
ナツ「本編も全然進んでねえのに?」
……………………………
ごめんなさいっ
今回はエルザが主役です
§§§
『エルザ・スカーレット』
ジェラールの声。
「スカーレット」は私の髪の色。
私はただのエルザじゃない。
君がくれた名前、エルザ・スカーレット。
「………夢…か」
ジェラールとの幼い頃の思い出。
今でも、鮮明に思い出せる。
「………っ」
永遠に、叶うことはないと分かっているのに。
彼を、これ以上好きになってはいけないと分かっているのに。
「ジェラール……」
君の、心からの無邪気な笑顔はもう見れないと分かっているのに。
「…呼んだか?」
「…へ?」
急に声を掛けられ、思わず間の抜けた声を出す。
ジェラールは、窓のすぐ近くに立っていた。
「ジェ…ジェラール!?」
急いで窓を開ける。
ジェラールが他の人に見つからないように、家に入れる。
「…泣いてるのか?」
ジェラールの手が伸びてきて、エルザの目元を拭う。
そう言われてやっと気づいた。
自分が泣いていたことに。
「…オレのせいか?」
「いや、違う…」
ジェラールのせいじゃない。
ただ………
「…私が弱いからだ……」
分かっているのに、期待してしまう自分がいる。
期待しては、いけないのに。
「…エルザは、仲間のために強くなれる。…けど……」
「…けど?」
ジェラールの言葉を促す。
「自分のことになると、弱くなるときがある」
「………」
それは、自分でも分かっていることだった。
「…だから、少しくらい頼ってくれ。オレが力になれるかは分からないけど…」
「…ああ。ありがとう…」
私は…勘違いをしていた。
確かに、ジェラールと結ばれることはないと思う。
でも………
(こうして話せるだけでいい)
何も、心配しなくていい。
思い出は、いつでも私のそばにある。
思い出は、消えることはない……
「…またな、ジェラール…」
「ああ、また……」
『またな』
こうして、約束できるだけでいい
決して結ばれることがないとしても…
思い続けることは、自由だから
「………」
「…? どうした?」
ジェラールがぼーっとエルザを見る。
それを見て、エルザは不思議そうな顔をした。
「……いや。エルザのそういう笑顔、久しぶりだな、と思って」
ジェラールは、ふっと笑みをこぼす。
「……ああ。そうかもしれないな……」
君と一緒にいられるだけで、自然と笑顔になれるんだ
§§§
はい! 番外編ってほどがわかりませんけど
エルザとジェラールの話が書きたかったので
でも、進展なしです(苦笑)
では、これからもよろしくお願いします!