二次創作小説(紙ほか)
- Re: フェアリーテイル 君との思い出日記 ( No.3 )
- 日時: 2014/08/09 13:18
- 名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: L0v6OTPI)
みすずさん
そんな! とんでもないです
まだまだ下手くそです
…でも、嬉しいです!
ちなみに、1では「私」や「君」など、ルーシィが普段使わないような言葉が使われてますが、あえてです
ミスではないです!
コメントありがとうございました!
§§§
「あら、ルーシィもう帰るの?」
「はい。ミラさん」
「気をつけてね。最近変な事件も多いし…」
ミラの言葉に頷き、ルーシィはギルドを出た。
目の前を走っていく子供。
それを見つめて微笑む両親。
ルーシィの心が、チクリと痛む。
ギィ……
静かにドアを開け、ベッドへ行こうとすると…。
「よっ、ルーシィ。帰ってくんのはえーな」
「きゃーっ!! 不法侵入!」
ルーシィは悲鳴を上げつつ、堂々とベッドに寝転ぶナツに近づく。
「ちょっと! 人の部屋でなにしてんのよ!?」
「仕事の依頼持ってきた」
のんきにそう言われ、ルーシィはため息をつく。
口では文句を言いつつ、内心嬉しいのだ。
(ダメだって、喜んじゃ…)
そう思っていると、ルーシィはある異変に気づいた。
「あれ、ハッピーは?」
「ん? なんか知らんけど今日は行かないでおくよ、ってニヤニヤしながら言われた」
「………」
ルーシィが黙ると、ナツはごそごそと何かを取り出した。
「これ、ハッピーからの手紙」
ルーシィは黙ってそれを受け取り、開いてみる。
『どぅえぇきてるぅ』
……グシャアッッ!!
(あの猫…!!)
ハッピーは今ごろどこかでくしゃみをしているだろう。
「あたしシャワー浴びてくる。待ってて」
なんかムカムカしてきたルーシィは、シャワーを浴びることにした。
脱衣所で服を脱ぎ、タオルを持って風呂場に入る。
「全く…ナツはどうせあたしの気持ちに気づいてないんだろうな」
シャワーを浴びながら呟く。
…すると。
『…覚悟してろ、ルーシィ……』
(誰…!?)
寒気がする。
頭に響くように聞こえてきた声。
周りには、誰もいない。
『お前をいつか、さらいに来る』
「きゃああぁぁぁ!!」
誰か分からない声。
その恐怖に、ルーシィは思わず悲鳴を上げた。
とりあえずタオルを体に巻き、辺りを警戒する。
(…誰…誰なの…?)
「ルーシィ!! 大丈夫か!?」
悲鳴を聞いたナツが、飛び込んできた。
「…ナツ……」
震えているルーシィを見たナツは、そっと近づき、優しく抱き締めた。
「…何があった?」
ルーシィは、震えながら、ナツに事情を話した。