二次創作小説(紙ほか)

Re: フェアリーテイル 君との思い出日記  〜ルーシィに眠る力〜 ( No.58 )
日時: 2014/09/22 19:07
名前: ドロップ ◆5/7K.VcEo2 (ID: UcGDDbHP)


改めて自分の姿を確認。
鏡で全身をチェックし、ゆっくり頷いた。

そして、鞄を手にとり軽やかな足取りで家を出た。


「お、ルーシィちゃん。デートかい?」


いつものおじさんにそう言われ、ルーシィはグラリ、と体が傾く。


「わっ……と、っと」


なんとか体制を整え、おじさんを恨めしそうに見る。
せっかくおしゃれをしたのに、濡れてしまっては意味がない。

すると、おじさんはルーシィを見てクスクス笑った。


「もう。失礼ねっ」


ぷう、と軽く怒りながらも駅前へと進んだ。

初デートに、遅れたくない。
絶対、楽しい思い出にしたいから。


「……ちょっと、速かったかな」


時刻を見ると、予定より十分以上前だ。
ナツが、そんな速く来るとは思えない。

………しかし。


「よお、ルーシィ」

「……ナツ!」


桜色のつんつん頭に白のマフラー。
そこは、いつもと変わらない。

しかし、服装は……いつもと違う。


「服……いつもと違うね」

「ハッピーに着させられた」

「いつものもいいけど、こっちも似合ってるよ」


ルーシィが素直に言うと、ナツは少し頬を赤らめた。