二次創作小説(紙ほか)

Re: サトミちゃんちの8男子 マスコミにチクった裏切り者は誰だ!? ( No.42 )
日時: 2014/09/16 00:29
名前: SUZU (ID: 65byAhaC)



いつのまにか私は寝てた、もうドアを叩く音もなってない。なってないどころじゃなく、もう家に私以外誰一人いないみたいにシンとしてる。


サ「なんかもう……皆がバラバラだよ…」


そう言った、次の瞬間

『ドドドドン…ドドドドン!!』


ベランダの外にブンゴがたってて…窓を叩いてた(ホラーじゃないよ?)
多分ミッチーのテントからここに、降りてきたんだと思う

口パクで何かを訴えてる…


サ「こ・こ・あ・け・ろ…ここあけろって……嫌に決まってんじゃん」


それでも、叩く音はますます加速していく。(2回目だけどホラーじゃないよ?)
イラつきも見えていて今にも窓を割って入ってきそう。

でも開けない。もうブンゴの声なんて聞きたくもない


サ「ブンゴなんて8男子のなかで特に大っっ嫌い!!!」


そんなことを口パクで言ったがブンゴもめげない。
叩いては開けろと言い、必死に訴えてる。


『ドドドドン!!ドドドドンっっ!!』



サ「あーもっ、うるさいっ!!」

そういってたちあがり、窓の方へむかい、勢いよく窓を開けた



サ「なんなのっ、さっきから!」

するとブンゴの手がサッと伸びてきて、ぐっと引き寄せられる。
後頭部をブンゴの暖かい手のひらにあてられながら。


サ「なにすん……『……なよ』は?」

ブ「ふざけんなよっっ!!どんだけ…どんだけ心配かけりゃ気が済むんだっつーの」


言葉だけなら、乱暴っぽいけれども声が震えてる…


サ「心配なんて…」

ブ「してたっつーの…死ぬほど、マジで。」

サ「…ごめん……」

ブ「お前だけのせいじゃないだろ」

サ「連絡とか…しとけばよかった…って、ブンゴ右手腫れてない?」


ブンゴの右手がほのかに赤く染まっていた。

ブ「いや…殴ったときに思わずカッとなっちって…殴るって、殴る方もいてーんだな」

サ「手当てしないと…っ」

ブ「いらねーよ」

サ「ダメだよっ」



ブ「右手なんかより、お前の方が大事なんだよ、もう少しこうさせてろ」

そう…私の耳には聴こえた…。


そう言われると何故かさっきまでのイライラが自然と溶けていく感じがする。

いつもの私ならブンゴ…だけじゃないけど、こういう風にされたらスッゴくビックリしたり怒ったりする…でもね、なんかとっても安心するの。

頼もしい騎士(ナイト)に守られてるようで



ブ「さっきは…悪かった………」

そういってブンゴはさっきビリビリに引きちぎられた名刺をセロハンで貼り付けた物をくれた。


サ「ブンゴが…一人で?」

ブ「うっせ…」


不器用なブンゴがここまでしてくれたんだ…やるじゃん。


ブ「サトミ、詳しいこと俺たちにちゃんと話せよな?」

サ「う…ん。」


すると、さっきまで抱き(?)しめてたブンゴの手がフッと緩まった。

ブ「ヤ…バイ……マジで…眠い……」


サ「えっ…ちょっ……!!」

そのままブンゴは…寝てしまった……?











サ「ブンゴ、お疲れさま、ごめんね。」

















Re: サトミちゃんちの8男子 マスコミにチクった裏切り者は誰だ!? ( No.43 )
日時: 2014/09/16 16:30
名前: SUZU (ID: Uz7lWEnD)




ソ「あー…っも!!サトミの気持ちになれよーっ!」


あ…ソウスケ帰ってきてたんだ……。リビングの向こうでそういう声が聞こえる。

だからドアを開けて、私は言った。

サ「ソウスケ、もういいよ」


ソ「サトミ……」

皆、ソファーに座って…ないや、

ミッチーはいなくて、シノが小さい子みたいにしゃがんで顔をずめてる


サ「シノ、心配してくれてたんだよね…ごめんね」

シ「い"えっ…ぼぐのぜぎにんでずがらっ…!!」


あ…泣いてたんだ…、暑苦しい(-_-;)

シ「ザドミざまのぎもぢをわがってたげられながったので」


カ「カオルンたち…リビングにいてなーんも出来なかった」

雅「サトミが一番苦労してるのに…」

妃「サトミの気持ち、わかってあげられなくて…」



……そっか、皆それなりに考えてくれてたんだ…

ゲ「もちろん、気を付けることを重視するのが一番だ…が、さっきのは…悪かった」

サ「ううん、ゲンパチが言うなら本当のことだもん」


あ……

サ「ミッチーは?」

ダ「テントでござる」


あー…、なんか籠ってそうかも。




《サトミの部屋のベランダ》


サ「ミッチー?」


(シーン…)


サ「ミッチー!!」


(シーン…)


サ「へー…あぁ、そう。そういう態度とるんだ。ならいいよ、もうミッチーなんか知らなi〈ガバッ〉ちょっ…」


ミッチーが私の後ろにたち、ミッチーの手で、私の目がおおわれた。


ミ「このまま言う、じゃねーと俺何も言えなくなる…今俺にサトミの顔みる資格ねーもん。」

サ「…わかっ…た……」

ミッチーなりに、考えたんだ。だったらそれに従おう


ミ「俺が見たんだよ、サトミが黒い変な人に車つれてかれるとこ、だからすぐ助けなきゃっと思ったけどあの車ちょー速くて、追い付けなくて。

シノがスーパーから出てくるのが見えて、その事伝えて、シノ泣きそうな顔になって。走って家に戻ってみんなに言って。

ソウスケさんとダイカがいなかったけど皆で、サトミを連れてったのは誰なのか、目的はなんなのかって話してた、でもブンゴと俺は我慢できなくて、玄関に飛び出した。

そのときに、サトミたちがいた。
俺、馬鹿だからさ……カッとなってさ…。あいつらがって勘違いしちゃってさ…

ごめん…こんなろくでなしのボディガードで……。」



サ「ううん、ろくでなしじゃないよ。助けてくれようとしたんだよね、それで充分カッコいいと思うよ、私は。」

ミ「…………」

あれ…なんか私変なこといったかな…?表情が見えないからわかんないよー!!

サ「もーっ、この手、はなしてよっ…」


そうしてミッチーの手を引き剥がした。

ミ「おまっ…!!」


サ「ミッチー…顔真っ赤だよ?大丈夫?」

ミ「うっせ、全然大丈夫じゃねー。」


むぅ…心配してるのにぃ…

サ「まぁいいや、ミッチーも下いこーよ?」

ミ「え…でも、」

サ「でもじゃなーい、いくよっ。主に続いてあるけーぃ!」


ミ「承知したっ!!」

サ「うん!」

そのときのミッチーのニッとした笑顔は、どんなイケメン男子よりもかっこよかったように見えたのは…気のせい?


ソ・ブ「気のせいっ!!!!(怒)」