二次創作小説(紙ほか)

Re: ポケモン 〜空を照らすは小さな星の子〜 ( No.7 )
日時: 2014/08/10 16:07
名前: シャルティン (ID: /QNZT8rQ)

プロローグ・B

アタシは、ポケモントレーナーになるのが夢だった。

ポケモンが戦い、勝負に勝つことが楽しそうに見えた。
ポケモンは、あんなにも傷ついていたのに。

—————アタシを含めて、誰も気づいてなかった。

それから、ポケモンを鍛えるようになった。
チャンピオンに勝つ、それだけを目指して。

毎日、毎日、練習を続けた。

日が暮れるまで、何度も、何度も。

ポケモン勝負を何度もした。
勝負することにためらいはなかった。

よく、近所の子たちとも勝負をした。

勝負に勝ったら、頑張ったね。と、ポケモンのみんなをほめた。
負けたら、よくやったよ。と、励ました。

ポケモンを持ったら勝負するのが当たり前だと思ってた。

アタシが初めて負けた時、ポケモンのみんなはアタシを励ましてくれた。

だけど、それすらもアタシは聞かなかった。

他の人の強さを思い知り、呆然としていた。

—————あの人よりも強くなりたい。

いつからか、そんな願望が芽生えた。

—————絶対に強くなる。チャンピオンにも勝てる強さを。

少女は、求めた。