二次創作小説(紙ほか)

Re: FAIRYTAIL「毒花の住処」 ( No.104 )
日時: 2015/03/10 23:04
名前: 有栖 ◆n4kxWl0qaU (ID: oUY4LzoD)

第37話「氷の造形魔導士」

「てめぇらは2回もその俺を止めた…。このままじゃ俺の名がすたる」

その気になれば追いつくことなど造作もないが、リン達は殺さなくては気がすまないと言う。


「デッドGP(グランプリ)開幕!」

するといきなり出て来たのは大量の魔導二輪。
それらはリンとグレイを攻撃する。
何台か凍らせるものの、それらは尽きる事がなかった。

「地獄のモーターショー…踊れ!」

魔導二輪に乗ったレーサーがグレイへと攻撃する。
グレイは乗れる事に気付き、自分も魔導二輪へと飛び乗った。

「SEプラグまでついてやがる…リン!乗れよ」

「分かった」


グレイがリンの横を通り過ぎる際に、リンがグレイの乗るバイクへと乗り込む。

「よっしゃ、行くぞオラァ!!!」

「面白い…俺とレースで勝負しようと?」

「ルールはねぇから覚悟しとけや」

「うわ…はぇ……」

振り落とされないようにか、ほぼ無意識にグレイへと後ろから抱き着く形になってしまう。
グレイは密着するその状態にこの状況で赤面する。
しかしリンはそれに気付いていない。

「っ…リ、リン!あいつに攻撃出来るか?」

「やってみる。」

片手でグレイの肩を掴み、バランスを取った後に両手で造形の構えを取る。

「アイスメイク…氷山スノーマウンテン


レーサーの目の前に現れるのは大きな氷の山。
直撃するかとも思われたがそれは当たらず右によけられる。
彼が左手を後ろへ伸ばすとまえから来たのは大量のタイヤ。

氷炎アイスファイヤー

リンはそれらを全て壊し近付いてきたレーサーへと氷の礫を当てる。
それは彼の皮膚を焼き、バイクを破壊する。


「ナイスだ、リン!」

嫌、まだだ。
彼はすぐに壊れたバイクから降りてこちらへと向かって来る。
咄嗟によけた為に被害があったのはバイクだけだ。
その時に通り掛かってきたのはシェリーとリオンの2人。


「「リオン!!」」

「グレイ!?リン!」「それに六魔将軍オラシオンセイスも!!!」



「手伝ってくれねーかな、リオン」

「何をやっているんだ、お前らは。ウェンディは!?」

「安心しろ!!ナツが助けた!」

リンがリオンに助けを求め、助太刀に入ったリオンがウェンディの心配をする。
それにはグレイが応えた。


「ほぅ、俺が造形魔法の手本を見せてやろう」

「「一言余計だ」」

彼は“トンッ”と両手で構えを取った。
それを見てグレイが驚く。彼は師匠ウルの教えだろ、と笑う。


「「「アイスメイク…」」」




「「「“大猿エイプ!!”/“大槌兵ハンマー”!!/“大雹ヘイル”!!」」」

3人の氷造形が一気にレーサーへと向かう。
しかし早過ぎてレーサーには当たらない。
集中すれば捕らえられない相手ではないと3人は並び同じ方向を向き構える。

「行くぞ、リオン!リン!!」

「ぜってぇにあてんぞ!」

「俺の合図で撃て!!!全力でな」

グレイとリオンが服を脱ぎ捨て前を向く。
レーサーとシェリーは何故、服を脱ぐのかと同じ事を思っていた。

「今だ!正面50m先!」

リオンのその合図にてそれぞれがレーサーへと魔法を打ち出した。
が、更に速くなるレーサー。
全て避けられて後ろに回り込まれ、攻撃される。


「てめぇらの攻撃なんぞ一生かかっても当たらんよ。俺の速さには誰も追いつけん」

「(メイデルがいれば動き止められるんだけどな)」

するとリオンが奴の弱点を見つけた、と小声でグレイとリンに話し掛けた。

Re: FAIRYTAIL「毒花の住処」 ( No.105 )
日時: 2015/03/12 20:26
名前: 有栖 ◆n4kxWl0qaU (ID: oUY4LzoD)


「そうゆう事だ。お前らは必要ない」

リオンは、2人を氷に閉じ込め上へとあげる。
2人は何するんだ、と叫ぶがリオンの反応はなし。
そのままシェリーとともにレーサーと戦い始める。
上空、氷を砕いてリンとグレイは上からレーサーの様子を見ていた。

リオンが造った氷の土台のお陰で彼の姿がよく見える。
彼はこちらに気付いている様子はなかった。


「っは、随分高い位置まであげたな、リオンの奴」

「高い所は苦手か?」

レーサーの様子を見ながら2人は話し合う。


「むしろ好きだよ。雪に近くなるから」

「お前は昔から雪、好きだよな」

「だって綺麗だろ?白くてふわふわで…どんなものでも包んでくれる」

悲しげにリンは空を見つめた。


「…そろそろやろうぜ、リン」

グレイが弓矢を造形しレーサーへ狙いを定める。
更にリンが後ろからグレイの手の上に自分の手を乗せ魔力を乗せる。
弓矢は一回り大きくなり威力を大きくした。

「確かにリオンの言った通りだな」

「なるほど、よーく見えるぜ」

2人は同時に矢を持つ手を離す。
その氷の矢は、真っ直ぐに迷いなくレーサーへと当てた。
それを見て3人が笑う。


+++

「やったなリオン」

リオンの所まで傷口を抑えながら歩いてきた2人。
六魔将軍の1人を倒した。残り5人。
そう思っていた。


「まだだー!!!」

レーサーが立ち上がり上着を脱ぐ。
その体についていたのはたくさんの小さな爆弾の魔水晶ラクリマ
いきなりの事で体がついていかず。
その時、リオンがレーサーへとびかかり、崖から飛び出す。


「全く世話のかかる弟…」

その後の言葉は聞き取れないまま魔水晶は爆発した。
グレイはすぐにあいつが死ぬはずないと崖の下まで階段を作り降りていく。
その後をリンとシェリーが続いた。


「リオーン!!返事しやがれー!」

「リオン!!!」

だけど何処にも彼は見つからない。
瞬間、リンとグレイの近くにあった木が動き出す。

「敵か!!?」

「違う、敵の気配はしない。この魔法…シェリーの……」

2人がシェリーがいる方向へと振り返ると殺す気満々なシェリーがそこにいた。
彼女の操る木がグレイを襲う。


「グレイ!」

リンはすぐに助け出そうとするがもう一体の木がリンを襲った。
攻撃しようとしたリンだが抵抗せずに襲われ、倒れるフリをする。
グレイも倒れ、シェリーはまた違う所へと移動して行く。
シェリーが見えなくなった所でリンが立ち上がりグレイを揺する。


「おい!大丈夫か?グレイ!!」

「っ…リ、ン?あんまり揺するなって…傷が…ケホッ」

「わ、悪い…」


グレイはシェリーの操る木に首を締められたからか咳をしながら起き上がる。

「一体…どうなってんだ。あいつは?」

「シェリーはどっかいった。多分これは…ニルヴァーナの影響だ……」

いつの間にか起動していたニルヴァーナの光の柱を見てリンは言った。