二次創作小説(紙ほか)

Re: FAIRYTAIL「毒花の住処」 ( No.38 )
日時: 2014/12/07 22:00
名前: 紫苑有栖 (ID: 0Q45BTb3)
プロフ: はーとふぃりあ

第13話「ハートフィリア」

妖精の尻尾(フェアリ-テイル)、地下1階。
そこにギルドのみんなは集まっていた。

「よっおかえり」

呑気に酒を呑み、リン達を迎えるマスターマカロフ。
酒なんて呑んでる場合じゃないだろ、とツナはつっかかった。


「おーそうじゃった。
おまえたち!!勝手にS級クエストになんか行きおってからにー!!!」

言っているのはそれじゃない、とそれぞれ驚き顔になる。
だがマカロフは罰だとS級クエストに行った者を叩いてく。

エルザとナツがどんな事態か分かっているのか、と怒鳴ると、
マカロフは騒ぐほどでもないだろと落ち着かせる。
どうやら誰もいないギルド…夜中に襲ったらしい。
幸い、ケガ人は誰もいない。


「ふいうちしかできんような奴等にめくじら立てる事はねえ。放っておけ」


「なっとくいかねえよ!!!俺はあいつら潰さなきゃ気がすまねえ!!」

この話は終わり。
上が直るまで仕事の受注は地下でやると話を切り上げた。
マカロフはトイレへと向かう。

「何で平気なんだよ…じっちゃん……」

「ナツ…悔しいのはマスターも一緒なのよ。
だけどギルド間の武力抗争は評議会で禁止されてるの」

マスターの考えがそうであるなら仕方ない。
そのエルザの言葉に、それぞれが悔しい顔をして解散した。


+++

解散後、ルーシィ家。
そこにみんなは集まっていた。

ファントムがマグノリアまで来たという事は、
妖精の尻尾の住所まで調べられているかもしれない。
もしかすると1人の時を狙ってくるかも知れないのだ。
だから、しばらくはみんなでいた方が安心だと。


今日はみんなお泊り会をしているらしい。

「おまえも年ごろの娘だしな…
ナツとグレイ、リンだけここに泊まらせるのは私としても気がひける。

だから同席する事にしたという訳だ」

「ナツとグレイとリンは泊まるの確定なんだ」


「すまねえ、ルーシィ。オレは帰って来るまで外で待とうとしたんだけど」

「ううん、大丈夫よ。構わないわ。
それにしても清々しいほど人ん家エンジョイしてるわね」

2人が会話している間にも家の中を漁る人達。
もはや自分家のようにくつろいでいた。


「それにしてもおまえたち…汗くさいな。
同じ部屋で寝るんだ。風呂くらい入れ」


「やだよ、めんどくせ」

「俺は眠ーんだよ」

「オレはもう入って来たし」


「お前、いつの間に…」

「いや……普通じゃね?」

「仕方ないな…昔みたいに一緒に入ってやってもいいが……
リンもたまには一緒にどうだ?」

「遠慮」

「アンタらどんな関係よ!!!」

これだからエルザは嫌いなんだと小言で愚痴るリン。
それを聞いていたらしいフェーリはまぁまぁと押さえつけていた。