二次創作小説(紙ほか)

Re: FAIRYTAIL「毒花の住処」 ( No.62 )
日時: 2015/01/06 09:34
名前: 紫苑有栖 (ID: 0y/6MWPS)

第20話「かつての仲間達」


「星霊だぁ?」

翌日、ロキはギルドへと戻って来た。
ルーシィの星霊、獅子宮のレオとして。

「つーかお前、今まで通りで大丈夫なのか?」

「これからはそうはいかないね」


するとナツが「俺も星霊欲しい」と言い出す。
ドラゴンの星霊を持って滅竜魔法を試すんだとか。
ルーシィは、星霊はそんなことに使うものじゃない
と怒るとロキ…レオは彼女を姫抱きにする。

「そーゆう訳で、二人の今後について話し合おうか」

ルーシィは自分を姫抱きにするレオを止めた。


「あんたもう帰りなさい。まだ体調、完全じゃないんでしょ」

「ちょっとまって」

レオはゴソゴソとポケットを漁ってチケットを取り出す。
出てきたのはリゾートホテルのチケットだ。
色々と世話になったからとリン達にそれぞれ渡す。

「オレ、お前に何かした覚えはないけど…」

レオがリンにチケットを渡す時、彼女は言う。
彼はニコりと笑うだけで何も言わなかった。


「エルザにもさっき渡しておいた。楽しんでおいで」

それだけ言って帰ってしまう。
リンはその笑みが何を意味するのか分からずただそれを見送る。

「貴様等、何をモタモタしている。置いていかれたいのか」

そこには大荷物を持って、行く気満々のエルザがいた。

+++


早速、リゾート地へと来たリン達は楽しんでいた。
ナツとグレイ、ハッピーは海へ。
ルーシィ、エルザ、フェーリはスイカ割りの準備を。
リンはその様子を木の木陰で見ていた。

それに気付いたルーシィが近付いて来る。

「あんたも着替えて海へ入ってくれば?」

完全に泳ぐ気がないのか私服のまま。
それも理由があってのことなのだけど。


「行かない」

「せっかくのビーチなのに?」

「そうだな…、でもいい。傷とか見られたくないから」


「ふーん…?」

疑問に思いながらもルーシィはナツとグレイを呼びに行く。
スイカは適当に置かれていてエルザがよさげな棒を見つけたらしい。

スイカを割る係りはルーシィに。
ただ、ナツが嘘の情報を教えるので
振りおろした棒はスイカではなく、強面の男の人に当たってしまった。
その人に怒られたルーシィはお返しにとナツを乗り物に乗せて走る。


その間にエルザ、リン、グレイ、フェーリはビーチバレーへ。
ハッピーは木陰で捕まえた魚を食べている。

フェーリが人間の姿へ変身しエルザ側につく。

その闘いはいつも通りというか一般の人は入れないような白熱した闘いに。
最終的に引き分けで陽も落ちてくる頃にそれぞれ解散。


水着から着替えたグレイ達は地下にあるカジノへ遊びに行った。

Re: FAIRYTAIL「毒花の住処」 ( No.63 )
日時: 2015/01/08 17:59
名前: 紫苑有栖 (ID: 0y/6MWPS)

フェーリとともにカジノを遊び尽くして行ったリンはグレイの姿を見てふと立ち止まる。
バーでカクテルを飲んでいるのであろう彼の隣にいる1人の女性。
元ファントムであったジュビアだ。

何故、彼女がここにいるのかと疑問は出たが。



「あぁ、くそっ意味分かんねぇ。(もやもやする)」

2人が話している姿にもやついていた。
その2人から目を離した時、いきなり体の動きが止まる。

「リン?どうしました?」

急に立ち止まった彼女にフェーリは話かけた。

「気をつけろ、フェーリ。オレの動きは魔法で止められてる」

「!!!」


“エルザは何処にいるの?”

頭の中に直接聞こえてくる声。
それは念話と似ている。

「……エルザが狙いか。知らねぇよ、あんな奴」

“お願いなの…、教えてなの”


「(! ……まさかこの魔法とその口癖…)」

しばらく答えないでいるといきなり部屋が暗くなる。
闇系の魔法。
停電とかではなく、魔法で暗くなっているみたいだ。

“そう…見つかったみたいなのね……私は貴方を連れていく”


ダンッと言う銃声。
それと同時にリンの意識も遠のいていた。




ルーシィ、エルザ。

2人の元にエルザを探す仲間がいた。
闇の系譜の魔法、“闇刹那”が発動した後。
カジノにいたディーラーや客は全員カードの中へ。

ルーシィは猫耳をつけた1人の女性にチューブで拘束されていた。
エルザの元に集まるかつての仲間たち。


エルザには睡眠弾を撃たれ、連れていかれる。

「姉さん…帰ってきてくれるんだね。“楽園の塔”へ。きっとジェラールも喜ぶよ」

そんな仲間たちへ近付くリンを背負う目隠しをした女性。
彼女に猫耳をつけた女性が話し掛ける。


「みゃー、遅かったね。探し者は見つかった?」

「うん。ありがとうなの、ミリアーナ。その猫は…?」

ミリアーナと呼ばれた女性の腕には青い猫、ハッピーがいた。

「貰った!」

「そ、そうなの……。あ!じゃあこの子も…」


彼女の後ろを不満ながらに一緒に歩くフェーリの姿にミリアーナは喜ぶ。
両腕に猫を抱きかかえ嬉しそうだ。
フェーリは嫌そうにしていたが。





オリキャラ登場なの←
詳しい説明は3話くらい先(`・ω・´)