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「だ、駄目だってミッチー…」

「良いじゃん、どうせアイツじゃサトミのこと幸せになんてできねぇよ」

「だからって……










UFOキャッチャーそれ以上やったらお金無くなっちゃうって」

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ミッチーが連れていってきたのはゲームセンター
色んな機械の音が混ざりあってゴチャゴチャしてるのに、どこかワクワクさせる雰囲気を出すこの空間

なんか、懐かしいなぁ

ま、懐かしむほど行った覚えは無いんだけどさ……
友達少なかったしさ……
地味だったしさ……取り柄ないしさ……

あぁもう、良い思い出所かどんどんマイナスなイメージが膨らむよ!!!

「ってことで、まずはUFOキャッチャー」

そう言ったミッチーの目は明らかにお菓子の詰め合わせを狙っていた
そうですよねぇ、ミッチーが人形なんて取るわけがないですよねぇ

「ま、いっか」

たまには伸び伸び遊ぶのも良いよね？




この時は考えても見なかった

外が雨で、そんな中必死に私を探し回る夫がいるということに……